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久間田琳加、ティーンのカリスマの変化「素の自分を認めてもらえた気がした」

オフィスから始まる“大人のピュア恋”が話題のドラマ『私たちが恋する理由』。見逃し配信の総再生数は1000万回を突破するなど、21日に放送されるクライマックスに向けて物語が加速中だ。 久間田琳加 『私たちが恋する理由』そんな同作で、寡黙な上司の黒沢智也(菊池風磨)に心惹かれる部下の森田葵を演じるのが、久間田琳加だ。10代は“ティーンのカリスマ”と呼ばれた彼女も23歳になり、今作には特別な思いで臨んでいる。そんな演技に対する向き合い方から、彼女がプライベートで恋するものなどを聞いた。

オフィスラブにキュンとしました

――マンガの実写化ということで、原作を読まれた感想から教えてください。 久間田琳加(以下、久間田):原作はオムニバス式で進んでいくような感じで、そういう形のマンガを読むことがなかったので自分の中では「新しいな」というのがありました。少女漫画が大好きな私からすると、オフィスラブに憧れる部分もあるのでキュンとしました。 ――久間田さんが演じている葵という女性にはどんな印象を持ちましたか? 久間田:葵は誰かの期待に応えたいとか、すごく仕事に一生懸命に100%でやりたいタイプなんだなという印象を受けましたね。ずっと気が張っている感じなんですが、そうなれるのは仕事や人が好きだからだと思うので、そこが魅力かなと思います。 ――葵を演じるにあたってかなりのイメチェンもされましたね。 久間田:そうですね。原作に合わせて髪を25センチぐらい切ったんです。今までは実年齢よりも若い役をいただくことが多かったので、見た目から社会人に見えるように意識しました。カットした後に、菊池さんが「大人っぽくなったね」と言ってくださって嬉しかったですね。 ――現場の菊池さんはどんな印象ですか? 久間田:共演する前はバラエティ番組でドッキリにかかっていて面白いっていう印象が強かったんですが、実際にお会いしたらイメージのそのままで(笑)。それに加えて、私だけじゃなくてスタッフさんともすごくコミュニケーションを取られていて、頼れる先輩!という感じですね。

素の自分を認めてもらったような気がした

――久間田さんはこれまで多くの恋愛作品に出られていますけど、撮影に入る前のルーティンってありますか?  久間田:1つだけあって、寝る前に原作のマンガなり、台本を一度読むっていうのをやるようにしています。そのほうが世界観に入っていきやすいというか。この作品だったら、私は会社でパソコンを打ったことはないし、オフィスという画を自分の中で立体的にイメージして落とし込んでいく感覚かもしれないです。 ――現場に入ってから意識していることは。 久間田:以前は台本を読み込んで、100%決めてから現場に臨んでいたんです。でも、今は固めすぎずに現場では柔軟に身を任せるほうが、演技でも動けるという感覚がつかめてきた感じがありますね。 ――作中では、葵がコンプレックスに思っている部分を肯定するような黒沢の一言にグッと心をつかまれるシーンがありました。久間田さんは周りの人からの助言で考え方が変わったような経験はありますか? 久間田:10代から頑固な一面があって自分ではイヤだなと思っていたんです。でもドラマで共演した俳優さんに『琳加ちゃんは抜けてるように見えるけど、すごく芯があるよ』と褒めていただいて。「外柔内剛」という四字熟語が好きで、自分の中ではそれをモットーに生活していたから、素の自分を認めてもらったような気がして嬉しかったです。 久間田琳加 『私たちが恋する理由』
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リアルな理想の肩幅に出会えるかは疑問
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