更新日:2017年11月11日 14:12
デジタル

いま[バカゲー]が熱い!

手堅いシリーズ作に押され、消えかけていた“バカゲー”の悦楽。ところが、ここに来てネオバカゲーとも言うべき新顔が続々登場している。硬直したゲームシーンに風穴を開ける個性派たちをゲームコラムニスト・卯月鮎がピックアップ! ◆ペットも家畜も猛獣も! 東京は動物たちの修羅場と化す!!
片岡陽平氏,バカゲー,TOKYO JUNGLE

片岡陽平氏

 作り手のこだわりが炸裂したユニークな意欲作をゲーマーたちは、愛と親しみを込めて“バカゲー”と呼ぶ。今回は、爆笑、シュール、タブー、エロスなど、ありきたりなゲームでは絶対に味わえない不思議ワールドを持った7本をセレクト。どれも、「なんでやねん!」とツッコみすぎて疲れてしまうほどの逸品だ。  まずは、発売前から稀代のバカゲーと騒がれた『TOKYO JUNGLE』。無人の東京で動物たちがサバイバルをするのだが、なぜかそこにポメラニアンやヒヨコの姿も! これは一体!? ディレクターの片岡陽平氏を直撃した。 ――ネットでは、「バカゲー」と騒がれていますが……?
TOKYO JUNGLE

TOKYO JUNGLE

片岡:それについてはちょっと困惑しています(笑)。バカゲーというと狙って笑いを取りにいった感じがするじゃないですか。でも、僕らはいたって真剣です。 ――ポメラニアンやヒヨコも!? 片岡:ヒヨコ、変わってます? だって、いきなり人間がいなくなった世界を描きたいんですよ。だったら、人間に近い動物ほど野生に目覚めなければならない。ライオンやゾウも選べますけど、むしろそちらのほうが不自然では? ――な、なるほど……。 片岡:たぶん不思議なゲームに映るのは、僕がほとんどゲーム制作の経験がないからでしょうね。ゲーム作りの常識も知らなかった。普通は面倒くさくて、プレイヤーキャラが50種類もいるゲームなんて作らないそうです。枠にはまらず、純粋に遊びたいものを作ったらこうなっただけなんですけどね。 【片岡陽平氏】 「クリスピーズ」代表取締役。弱冠27歳。従来の常識に捉われないゲーム作りに奮闘する (C)Sony Computer Entertainment Inc.  ― 家庭用ゲーム&アプリ[バカゲー]が熱い【1】 ―
TOKYO JUNGLE

あなたの野生も目覚めるかも?

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