イライラ嫁への対応 ワンパターンな対処法はNG!
女心は秋の空。ワンパターンな対処法はNG!!
ここまで、イラつく嫁の対処法について触れてきたが、それでも嫁の機嫌が直らないとき――その先にあるのは離婚だ。そこで、かつて『週刊現代』連載の「バツイチさんいらっしゃい」にて、200人以上のバツイチ男やバツイチ女と対面してきたマンガ家の安彦麻理絵氏に話を聞いた。
「男の人にはスイマセンなんですが、女って基本、機嫌が悪いものなんです(笑)。私もそうですが、生理とかのホルモンがらみになると特に。そんなとき、男の人ってよかれと思って『それは違うよ』とか女をたしなめるじゃないですか。それが余計に火に油を注ぐんですよね。『そんなこと聞いてねー』って。あと、女はキレるポジションを男の人に奪われると、さらにキレ返します。男の人は、サンドバッグになるぐらいの気持ちでいるのがいいかもしれません」
では男はひたすら耐えるのみ?
「私がうれしかったのは、『友達と飲んでおいで』と外に出されたことですかね。いくら身近にいる旦那さんでも、友達の代わりにはならないし、家にいてもモノにあたるだけだし(笑)。離婚モノの連載をやっていたとき、ふすまを取り外してダンナに投げつけたって猛者がいましたよ」
そのとき、件の旦那は投げつけられたふすまの下で震えながら寝ていたという。
「とある本にも書いてあったんですが、どうやら女ってずうずうしくて、たくましい生き物らしいです。だから、『妻がイライラしているからどうしよう』なんて慌てふためかなくていいと思いますよ。それに、女ってドラマチック大好き。自分だけで盛り上がってるところもありますから」
では、ドラマチック大好き嫁に有効な行動や物といえば?
「凶暴になっている嫁の手首を突如つかんで壁に押し付け、女ってことを思い出させてやるのがいいかもしれません。花束を贈るのも効果あるでしょうね。だけど、毎回同じ対処法だと『またかよ』って思われますよ。女心と秋の空っていうぐらいですから」
必勝パターンを知ったからといって安住するなかれ。その精神を胸に、嫁の地雷を回避しよう!!
【安彦麻理絵氏】
山形県出身。女性の本音を赤裸々に描いた作品で人気のマンガ家にして3児の母。著書多数。最新刊に、野口ともこや海埜ゆうこらと共著の『ご出産天国!』(飛鳥新社刊)がある
取材・文/ウエノミツアキ 渡辺トモヒロ 藤村はるな 山脇麻生
取材/黒田知道
イラスト/テラムラリョウ
― 目からウロコの[嫁メンテナンス]術【8】 ―
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