更新日:2013年01月17日 13:38
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出会えるスマホアプリ被害から未成年は守れない!?【ひろゆき】

スマホ利用者の増加とともに、無料で気軽にコミュニケーションをとれるスマホアプリの人気も上昇。利用者が2000万人を突破したLINEをはじめ、動画中継が可能なものなど、多種多様なサービスが提供されている。一方で、その利便性を悪用した“出会い目的”のユーザーも増加し、すでにスマホアプリで知り合った少女(17歳)への準強姦容疑で逮捕者が出るなど、事件化しているケースも多々ある。無法地帯と化す、スマホアプリの現状を追った! ◆スマホアプリ被害から、未成年は守れない!?
ひろゆき氏

ひろゆき氏

「今後も不況は続くでしょうから、SNS機能を持ったアプリは増えていくと思いますよ。出会い系に限らず、儲かる場所があれば、そこでサービスをやるのは商売の常なので」  そう語るのは、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏だ。 「危険性のあるアプリであろうと高機能になって利用者が増えて儲かるのであれば、企業は新しいサービスを考えて提供していくと思います。もちろん、危険な機能があることを認知させずにアプリを使わせていた場合は問題だし、個人情報の保護の観点で問題があるのであれば、それは直していくべきだと思いますけど」  となれば、今後は事件などを防ぐための規制強化も考えられるが、これもなかなか難しいという。 「表向きが普通のSNSアプリで、事件が起きてもいないのに規制するのもおかしな話ですから、今までどおり事件が起きてから対応するという、後手後手の対応になるでしょう。それに、海外の制作者がアプリを作ったら、日本の法律では対処はできなかったりもしますしね。GPS機能がついたアプリで事件も起きているようですけど、仮にGPS機能がなくてもユーザーが自ら居場所を教えてしまえば同じ。テクノロジーの問題ではなく、被害者の不注意の問題で事件が起きていると思う」  もちろん、機能を知って利用し問題が起きれば自己責任。だが、未成年の利用者の場合、それでは問題があるのではないか? 「けど、未成年であろうと便利なものが目の前にあれば使うのは普通だし、未成年の利用者が使用前にアプリを内容をすべて把握するのも難しい。だから、親が『どういう機能があって、何が起きる可能性があるのか?』を理解できないアプリを、未成年に使わせない仕組みがあればいいと思う」  結局、未成年者の被害を防ぐには今後も“親の目”に頼るしか手はないようだ。 【ひろゆき氏】 本名、西村博之。35歳。元2ちゃんねる管理人で、ニコニコ動画運営。多くのネットサービスを輩出し、米誌ではアジアのエンタメ業界を牽引する20人の1人に選出 取材・文・撮影/SPA! スマホアプリ取材班 ― スマホの[出会えるアプリ]が(驚)進化中【8】 ―
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