更新日:2012年09月26日 17:20
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人にイラッとするのは相手が悪い…とは限らない!

◆環境が不快だとヒトに対してもイラッとしがちに イラッ 「心理学者の大淵憲一氏によれば、人は週に平均1~2回は怒りを経験しており、5人に1人はほとんど毎日腹の立つことがあると答えています」(心理研究家の津田秀樹氏)。SPA!が行ったアンケート(https://nikkan-spa.jp/282203)によると、日常生活では、「レストランや電車内など公共の場で騒ぐ子供を注意しない親」を不快に思う人は69.5%。確かに、ゆっくり食事したいときや仕事帰りの混雑した電車ともなれば怒りは倍増。次いで多いのは「食事のとき、クチャクチャ音を立てて食べる」(67%)。対環境と対人とのイラッとの差について津田氏は、「環境の不快さと相手の不快さを実は、人は完全には区別できません。これを『連合の法則』と言います。ですから、環境が不快であるほど、相手に対してのイライラ度も高まります」 ⇒日常生活の「イラッと」する行為についての調査結果はこちら (https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=282355)

イラッとボーダーライン【日常生活】

 ちなみに、パチンコ屋はひどい騒音に加え不快な環境になりがちなので、負けるとイライラも倍増し、それでさらに突っ込んでしまうことがあるというから要注意! また、買い物の場でイラッとすることも。「無愛想な店員の態度」が60.5%おり、「店員に偉そうな態度を取る」も56%いる。上司に怒られて機嫌が悪いときにコンビニに無愛想な店員がいると、「お前、なんだその態度は」とクレームをつける人もいるだろう。 「これは、上司から怒られたイラ立ちを店員への怒りに込める『置き換え』という行動とも考えられます。反撃できない立場の人に向けられることが多く、見苦しいものとなってしまいます」  また、「混んでいるのにレジで自分の番になってから財布を探す客」も43.5%おり、自分より他人の行動にイラ立つ傾向が顕著だ。 「自販機で『温』『冷』の押し間違い」は13.5%と少ないのに対し、「飲食店で注文したはずが~オーダーが通っていなかった」に53.5%がイラッ。 「自分に甘く、他人に厳しい『他罰』という最近の若者に見られがちな傾向です」 イラスト/ミラクル沼尾 ― 日常の[イラッと]を科学する【6】 ―
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