風雲急を告げる「クラブ狩り」 六本木撲殺現場のクラブにもガサ
「警察は本気![東京クラブ街]の壊滅作戦が始まった」と題し、大阪に続き、本格的に始まった東京の「クラブ狩り」の問題を取り上げる。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
本誌でも度々お伝えしてきた、「クラブ規制問題」。先月起きた六本木「フラワー」での目出し帽グループによる撲殺事件後、当局の動きが激しい。
警視庁は9月15日未明に渋谷・円山町のクラブ街7店に一斉捜索を行ったが、9月30日未明には事件後に閉店、21日から「フラワー」から改名し、同所で営業を開始していた「スタジオゲート」に当局によるガサ入れがあり、経営者ほか、関係者8人が風営法違反容疑で逮捕された。
逮捕容疑は、港区六本木5丁目のロアビル2階の「スタジオゲート」で30日未明、無許可でDJブースなどを設け、客にダンスや飲食をさせた疑い。
同時に同ビル13階のクラブ「Vanity」にも捜査員が入り、一時はロアビル周辺が騒然とする場面があったという話もある。
渋谷の大規模ガサ入れの際は逮捕者などは出ず、事実上「お咎め無し」。ガサに遭ったクラブもすぐに営業再開となったが、30日は逮捕者が出るといった「本腰の入れよう」。たしかに、殺人事件の場所だけに当局の「腰の入れよう」は分かるが、翌1日には閉店した西麻布「エーライフ」の運営会社が脱税で刑事告発されるなど、クラブを取り巻く環境は、風雲急を告げている。
これを受けてクラブ関係者からは「とうとう終わりの日が来たか……」と溜息も聞こえている。また、8人もの逮捕を受けて、「従業員が撲殺事件に関与していたからではないか」との憶測も飛んでいる。
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