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演劇ユニット「ブス会」、命名の理由とは?

女が女に厳しいのは今に始まったことではないが、顔、言動、思考などあらゆる観点で少しでも“NG”があればブス扱い。いつのまにか多様化していたブスの判定基準。そんな「ブス」を自らの演劇ユニットに冠したペヤンヌマキ氏に話を聞いた ◆「ブスじゃないじゃん」と言われたら思うツボ ブス会,演劇,ペヤンヌマキ「ブス会*」という演劇ユニットを主宰するペヤンヌマキ氏。自ら「ブス」の冠をつけたユニットを名乗るくらいだ、顔ブス具合もたかが知れてるだろう、と思ったら案の定――ブス、じゃないですよね? 「うん、と、思ってますね。正確に言うと、ブスと言える余裕を見せたいというか。言うほどブスじゃないよね、という反応を求めての自称です。この思考自体がブスですが(笑)。逆に以前、『なんでそんな自虐的なユニット名に?』と言われたことがあって、“自虐”ってことはつまりこの人、私のことブスだと思ってる……? と傷ついたことがあります(笑)」  もともとはペヤンヌ氏が女性だけの飲み会のことを「ブス会」と呼んでいたのを、演劇ユニットを始める際にそのまま使ったのだそう。 「このユニットの演劇では、女性の嫉妬やディスり合いなど、顔に限らずさまざまな醜い部分も描くし、ぴったりかなと。女って集団になると必ず周りをランク付けしたり、自分の立ち位置を会話で操作したりしますからね。顔に限らず、こういう行為を総称する言葉が“ブス”なんだと思っています」 【ペヤンヌマキ氏】 AV監督、劇作家、演出家。’10年「ブス会」を旗揚げ。10/11~14、下北沢ザ・スズナリにて第3回ブス会公演『女のみち2012』上演予定 取材・文/増山かおり ― 女が判定!ブス大図鑑【6】 ―
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