更新日:2012年05月18日 18:29
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「のんびり暮らしたい」不正受給を目論み120万の貯金をひた隠し

「のんびり暮らしたい」不正受給を目論み120万の貯金をひた隠し
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三浦宏一さん(45歳) 高校卒業後、警備員のアルバイトでヘルニアと膝痛を患う。風俗店店員、裏ビデオ屋の店長などを経て現在アダルトショップの雇われ店長。睡眠薬を常用する自称”クレーマー気質の躁うつ患者” 「低賃金で必死に働いて心と自分の時間をすり減らすより、のんびりした生活保護ライフを満喫するほうがいいですね」。そう”胸を張る”のは、目下生活保護申請を真剣に検討中の三浦宏一さん(仮名)だ。 「僕の職場はオーナーの横暴がハンパじゃない。朝10時から夜中の3時まで、月に26日勤務の月給22万円。しかもしょっちゅう怒鳴られるから、頭に10円ハゲができて……。もう辞めたいとハローワークに通ってるんですが、求人がまったくない。生活保護以外、僕には出口がないんです!」  とはいえ、現在定職に就いており、月7万円の家賃も滞納はなく貯金も120万円ほど積み上げている三浦さん。彼の生活保護受給のハードルは高そうだ。 「なんで貯金があるとダメなのか。これは僕がホントに困ったときの”セーフティネット”ですよ。遅かれ早かれ生活保護は必要なんだから、今すぐ保護してほしいんですよね。おかしいですか?」  最後のセーフティネットである生活保護の趣旨から言えば無理やりな主張だが、三浦さんの将来への不安はひしひしと伝わってくる。では、具体的なアクションとしてどんな受給プランを立てているのだろうか。 「僕名義の口座残高は調査されますから、これを複数の知人の口座に移します。申請直前に大金を動かすと怪しまれるので、半年かけて少額ずつやるつもりです。あとは家賃ですが、規定の5万3700円をオーバーしている分は、管理費扱いにして、新しく契約書を作るように不動産会社と交渉しています」  さらに、精神科に通ってうつ病の受診歴も加えれば「鬼に金棒」だとほくそ笑む三浦さん。「40も半ばになれば、社会や自分の行く末なんて見えている」と声高に語る三浦さんにとって、不正を目論んででも生活保護の受給は最優先事項らしい。このご時世、人の心は果てしなく荒んでいる。
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