読書で復興支援!? 支援はできること・やりたいことを
―[GW[東北支援レジャー]ガイド]―
クリエーターのチャリティ作品を家で楽しむのもいい。早稲田文学は人気作家の作品を読者間で転送可能なデータで販売することで、日本赤十字社への直接寄付も呼びかける。「『文学に何ができるか』にはいろいろな意見があると思いますが、被災を免れた人の間を”作品が募金箱を持って回ること”もそのひとつかと」(市川真人氏)
そうそう。支援に対する考え方はいろいろ。やれること、やりたいことをやればいい。ムリにひとつになる必要はないんだから。
あの作家の書き下ろし作品が読める!
【早稲田文学 チャリティコンテンツ】
日本で最も歴史の長い文芸雑誌『早稲田文学』は、人気作家の書き下ろし作品のオンライン販売という形のチャリティを企画。先頭を切ったのは、福島県郡山市出身の古田日出男。全13ページ(本文11ページ)「プーラが戻る」が販売(現在はPDFファイル形式、500円)されている。今後、趣旨に賛同した阿部和重、川上未映子、中森明夫らが参加予定。
http://www.bungaku.net/wasebun/
吉田戦車らが参加の岩手産直コミック集
【コミックいわて】
吉田戦車、小田ひで次、とりのなん子ら岩手県ゆかりの漫画家10人による、岩手県を題材にしたマンガ作品集。今年1月に岩手県と岩手日報社が共同出版したものだが、震災発生を受けて、売り上げの一部が義援金に充てることに。3月26日増刷分の1万部がその対象に。735円
岩手日報社企画出版部 電:019-653-4111
『月刊ニュータイプ』ゆかりの作家が集合
【Pray for JAPAN from JAPANESE CREATOR vol.01】
アニメ雑誌『月刊ニュータイプ』ゆかりのクリエーターらが描き下ろした30作品をまとめたチャリティイラスト集。「涼宮ハルヒ」シリーズのいとうのいぢ氏、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の安彦良和氏らが参加。販売手数料を除く全額が寄付される。価格450円
http://anime.webnt.jp/sps/pic_pfj
◆その他おこもり情報
●お取り寄せサイト「47クラブ」
全国の地方新聞が厳選するお取り寄せサイトで、東北地方のお取り寄せ情報を検索。ほか、協賛店が売り上げの5%を被災地に寄付する活動を展開。
http://www.47club.jp/
●Amazon たすけあおうNippon
被災地にあるメーカーや出品者の商品が、県別で検索、購入できる。
●Save The 東北の酒
被災地にある酒蔵の応援サイト。現地の情報、チャリティ利き酒会、
被災地の酒を扱う酒販店に関する情報を紹介している。
http://save-sake.com/
●農業復興支援『復興旬のおまかせ野菜セット』オーナー制度
一口1万2000円で3回、新鮮な旬の野菜(内容はおまかせ、10種類程度)が自宅に届く。
ふるさとファーム
http://ichiba.furusatomura.com/
●東日本大震災エロ漫画家有志同人誌チャリティー義援金企画『エロチャリ』
90人超のエロ漫画家有志による、チャリティ同人誌。
DL、イベント、まんだらけ等で販売。6月5日発売予定
http://tohzai.web.fc2.com/rcp/index.html
●復興書店
作家・島田雅彦が中心となり開店。作家がサインやメッセージを書き込みプレミア本として、復興書店で販売。売り上げから必要経費を差し引いた額が寄付される。参加作家は、伊坂幸太郎、津村記久子、川上未映子ら。
http://fukkoshoten.com/
●チャリティCD 「I love you & I need you ふくしま」
福島県出身の松田晋二(THE BACK HORN)、山口隆(サンボマスター)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、箭内道彦の4人が”猪苗代湖ズ”を結成。3月27日から配信されていた同曲が、4月27日から、全国のタワーレコード、タワーミニ全店、ならびにタワーレコード・オンライン限定で発売される。税込み420円。全額が福島県災害対策本部に寄付される。
●震災支援プログラム「the seeds of hope and the stones of hope」
iPhoneアプリ『大江戸妖怪集』に、妖怪『大鯰』が追加。9月末までは価格が230円から115円に改定され、売り上げの全額が寄付される。また、相田みつをの言葉「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる」をモチーフとしたアプリ「わけ合えば」は無償公開中。
http://justgiving.jp/c/4799
取材・文/加藤カジカ 田山奈津子 古澤誠一郎 港乃ヨーコ 鈴木靖子(本誌)
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