料理にケチをつける夫たちに妻たちが大反論
― 作ってもらってるだけ感謝しろ!! 男の文句に女たちがブチギレ!! ―
SPA!ではこれまで、料理にケチをつける夫たち(https://nikkan-spa.jp/441069)を紹介してきた。しかし、その裏には妻たちの知られざる苦労がある。注文の多い旦那のためにどんな努力をしているのか、大いに語ってもらった。
◆実家の味が好きなら実家に帰ればいいじゃん!!
堀口:おいなりさんを作ったとき、皮はもっと甘くしてとか、ごはんはもっと酸っぱくしてとか、いろいろ注文をつけられて、あげくの果てに「理想を言えば何々屋のいなりずし」って。細かすぎない?
菊池:じゃあ、買ってこいって話ですよね。
岡田:あと、言われてすごくカチンとくるのが「ウチの実家はこういう味付けで~」とか「母ちゃんのから揚げが一番旨い」とかね。
菊池:実家の味付けがいいってことでしょ? そんなの知らないよって。
堀口:この「実家の味が~」って言われるとムカつくっていうか、意外と傷つくのよね。
一同:(ウンウンと頷く)
堀口:男どもと女は味覚が違うのよ。私は最初に薄味で作って、食べるときは調味料をどうぞご自由にかけてって感じにしてる。味付けに関して我が家は無法地帯です。
菊池:さすが、年の功!
堀口:私はハーブ料理が好きなんだけど、家族には不評なの。だから、あらかじめ少なく作っておいて、お腹空いたら納豆ごはんでも食べればって言う(笑)。
菊池:男って白米に合うものしかおかずと認めないですよね。満足できないと、冷蔵庫をあさりだす。こっちは頑張って品数たくさん出してるのに、腹立つ!
岡田:白米で思い出したけど、玄米とか雑穀米も人気ないですよね。
堀口:男たちはオシャレでロハスな食事と真逆のところにいるんですよ。とにかくジャンクな味付けが大好物。
菊池:わかる! 濃くてしょっぱい味付けが好きって言う男の人多くないですか?
堀口:ウチの旦那と息子もチキンを甘辛くしたのとか大好きですよ。甘辛い味付けは文句言わないで食べてくれる。
◆揚げ物を作れば満足する男って単純な生き物ね
岡田:じゃあ、今までで一番評判悪かった料理って何かあります? 私は野菜たっぷりのサラダパスタが大不評でしたね。せっかく体のこと思って野菜をたくさん使ったのに、ミートソースとサラダでいいじゃんって言われました。
堀口:わかる。野菜自体が苦手っていうか、好きじゃないよね。
菊池:ウチはチキンのトマト煮。酸っぱいのが嫌だって言われました。別に言うほど酸っぱくないのにね。ごはんと合わないってブツブツ言われたなぁ~。
堀口:でも、チキンをたくさん入れて、トマトをほんのちょっとだけにしたら、たぶん好きって言うでしょ(笑)。とにかく肉を入れたらいいんですよね。から揚げとか、ハンバーグとか、そういう“男のコ”って感じの料理が好きだから、それを出しておけば間違いない。
菊池:ウチの旦那はカツ丼が好きなんだけど、油使うと後始末が面倒でしょ。だからお惣菜のカツを買ってきてカツ丼にしてあげたら、「なんで揚げてくれないの?」って。申し訳ない気持ちはあるけど、こっちは仕事もしてるし育児もしてるし、あんたのカツをイチから揚げてる時間はないのよって。
岡田:そこまで、できないのわかってほしいよね。
堀口:私は、トンカツの日は心を無にしてひたすら何枚も揚げることにしてるんです。揚げ物って、一見面倒だけど大量生産できるからその分楽かも。たくさん揚げたカツを冷凍して、何日かに分けてこっそり出したり。天ぷらも、エビやシソや海苔をバンバン粉つけて揚げていくだけじゃないですか。山のように天ぷらがドーンってなると、「天ぷらだ~、ママありがと~!」って、歓声が上がるわけですよ。あーこいつらバカだなーってスカッとしますよ。
⇒【後編】に続く https://nikkan-spa.jp/441076
●岡田加奈子(仮名・27歳)
今年の夏に結婚予定。現在は同棲中で、食事も毎日担当している。今のところ、特に問題はないと言うのだが不安でいっぱい
●堀口雅美(仮名・36歳)
結婚8年目、2人の子供を抱えるベテラン主婦。趣味はハーブ栽培だが、食事に出すと、家族からの評判が悪いと嘆く
●菊池綾子(仮名・30歳)
昨年結婚し1歳になる子供を育てる新米ママ。結婚後、マジメに料理を始めるが、旦那とは食事について度々トラブルになるという
― 男が悲嘆する[メシマズ嫁]レシピ集【7】 ―
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