東京湾で「月出帯食」を観察 皆既月食は10月8日
2014年4月15日(日本時間)、満月の一部が欠けた状態で地平線から昇ってくる「月出帯食」が東日本各地で観察された。日本からは「皆既月食」が観察できなかったが、アメリカなどからのネット中継を多くの人が楽しんだ。皆既月食は、月が赤銅色に見えることから「Blood Moon」とも呼ばれ、親しまれている。「月出帯食」をひと目見ようと、東京・竹芝埠頭に行ってみた。
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今回の月食の模様は、NASAのUSTREAMチャンネルなどでもアーカイブ動画を視聴することができる。白い満月が、徐々に欠けていき、ほんのりと黄色く色づいていく姿はつい見入ってしまう。動画でも十分感動的ではあるが、見知らぬ人とも感動を共有できる屋外での天体観察は格別なものであった。
なお、日本で「皆既月食」を観測できるのは、約半年後の10月8日、2015年4月4日、2018年1月31日。日食と比べると、見られる機会も多く、観測するための特別な道具が必要ないので、気軽に楽しむことができそうだ。今のうちにカレンダーにメモっておけば安心だろう。 <取材・文・撮影/林健太>
結果は、“ブラッド”と言うほどではないが、オレンジ色の欠けた月がビルの合間に昇っていく姿を見ることができた。観察した時間は、18時14分頃の月の出から、部分月食が終了する同33分頃までの約20分間。わずかな時間ではあったが、周囲にいた外国人観光客や、一眼レフカメラを構えた初老の男性とともに、珍しい光景を楽しんだ。
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