改造車に秘められた少年魂「子供のときに見たプラモみたいな車が作りたくて」
「マイルドヤンキー」なる言葉も流行っている昨今、やはり車やバイクの改造はヤンキーマインドをくすぐり続けている。
前編(https://nikkan-spa.jp/632732 )はバイクの改造車について彼らのトレンドを紹介したが後編は車のトレンドを紹介したい。
話しを聞いたのは関東圏で活動しているとある「旧車會」。
この旧車會、メンバーは暴走族OBを中心に10代後半から40代までと幅広く、子連れの参加者もいるという。車体は派手だが、交通ルールとマナーを守ることを鉄則に活動中だという。
古きよき時代を懐かしむ、昭和マインドは彼らのキーワード。
「パーツは昭和のものしか使いません。もちろん雑誌やイベントを参考にしている方もいます。最近では警察の指導もあり、タイヤは外にはみ出さず、スポイラー(トランクなどに付ける揚力を減らすための部品)、羽(スポイラーの一種)付けて、シャコタンにする程度のおとなしめな『福岡仕様』というのが主流。一昔前のように屋根を取ってオープンカーにする人もいまだにいますが 。車種は燃費が良いトヨタのマークIIが一番人気。次に、同じくトヨタで空間にゆとりがあるクレスタですね」(メンバーの一人)
強面なイメージもある旧車會メンバーだが、こんな人も。
「昔、おもちゃ屋さんで売っていた『ワークスの鷹』というプラモデルみたいな車が作りたくて、それをイメージして改造しています」
まさしく少年マインドである。
大人になったからこそ満たせる「巨大プラモ」的な感覚。それが旧車會の改造車には反映されているのかも!?
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=632719
<取材・文/週刊SPA!編集部>
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