W杯日本代表が第2戦を戦うスタジアムも未完成のまま…
―[ブラジルW杯現地レポ]―
決勝トーナメントへの可能性を大きく左右するギリシャ戦まであとわずか。日本代表に先んじてナタウ入りした記者は、「運命の一戦」が行われるスタジアム「アレーナ・ダス・ドゥナス」をひと足先に視察することにした。
30度を超える猛暑のなか徒歩で、スタジアムよりおよそ1km南にある大型ショッピングセンター「ナタウショッピング」に到着した記者。スタジアムを一望できるこのショッピングセンター。スタジアムはここより低い土地に建っているため、ちょうど目線高さで捉えることのできる絶好の場所。試合前に腹ごしらえをしたり待ち合わせるには絶好の場所だ。ここから国道沿いに坂を下っていけば、およそ15分ほどでスタジアムへ到着する。
記者も生ビールを3杯飲んでからスタジアムへ。厳密に試合当日のシミュレーションをする。
スタジアムへ続く坂を下るが、急なうえ、歩道が非常に悪い。試合当日はこの一帯は車両通行止めとなり、車道もサポーターが歩けるはずだが、あまり足元はよくない。
スタジアムへ近づくにつれ、空きテナントや巨大な空き地が増えてきた。「引っ越しました」と書かれた垂れ幕には新しい住所が書かれており、ここが商売に向かない場所だということが伺い知れる。
巨大なスタジアムが視界いっぱいに入ってきた。新設されたこのスタジアムはまゆ型のデザインが斬新。建築大国ブラジルの息吹を感じさせる。
公園内に建っているスタジアムへは公園の敷地内を通る。道順は看板で指示されているので問題はないだろう。指示にしたがっていくと「南ゲート」へと続く。前日はアメリカ×ガーナ戦でこの一帯は大変な騒ぎであったが、今日は人っこひとりおらず、少し危険を感じるくらいだ。
公園内には政府関係の建物などがあり、警察の詰め所も確認された。当日の警備は万全といったところか。巨大な州旗をバックに撮影などをしていたら、ちょっと様子が違う場所があることに気づいた。ちょうど「メディア受付」のあるあたり、ここは駐車場になっていたのだが、アスファルトから水が噴き出し、小川のようになっている。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=664178
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