どうなる iPhone6? NFC搭載の実現性は70%!?
今年もiPhone新製品発売のシーズンがやってきた。リーク情報も出尽くした感があるが、その実現確率とは? 専門家に聞いた!
◆NFC搭載<実現確率70%>
NFC(近距離無線通信技術)は、複数のリーク情報が出てきており、期待が大きい噂の一つ。
「最新のAndroidスマホでは、Suicaでお馴染みのフェリカと、決済サービスや入館証などで使われているType-B形式の両対応が当たり前になってきています。2年使うことを考えると、今の時代NFC非搭載は厳しい。今回こそは載るのでは?」(モバイル評論家・法林岳之氏。以下同)
しかし、交通系ICカードで採用されているフェリカには対応しない可能性が高いという。
「フェリカはNFCの一種ですが、ソニーの独自規格です。グローバルで販売されるアップル製品には採用されないと思います。交通系のSuicaなどはセキュリティや認識スピードなどで高い性能が求められるため、Type-Bでは対応できないのです。とはいえ、キャリアも積極的に参入している決済サービスや会員証などでは使えるはずなので期待しましょう」
ケースにICカードを入れて使っていた人は特に注目だ。
◆防水加工<実現確率10%>
iPhoneを防水加工してくれる業者も登場しており、日本では需要の高さを感じる防水加工はどうだろうか?
「確かに、日本で販売されているスマホは防水対応の製品も多く、Xperiaのグローバルモデルでも防水機能がアピールされています。ただ、6での実現可能性はかなり低いでしょう」
iPhoneが防水対応にならないのはなぜなのだろうか?
「生産性が下がり、コストもアップするためです。現在のSIMスロットは構造的に防水対応できないため、大幅な変更が必要です。また、防水キャップの閉め忘れなど、不適切な使い方をしたときの故障リスクを下げるという設計思想も防水非対応の理由なのでは」
【法林岳之氏】
モバイル評論家。デジタル関連製品の解説記事を中心に執筆。インプレス「できる」シリーズからスマートフォン関連著書多数
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