超円安時代の「住宅ローン」は借り方次第で得をする
―[[超円安]時代のマネー術]―
12月、1ドル=121円をつけたが、中長期的にはさらなる円安が進みそうだ。来る円安時代、私たちは今、何をすべきなのかを探った。
【住宅ローン】過去最低を更新中!かなり多くの人が得する「借り換え」の検討を
節約上手な人は、大きな効果を発揮する見直しをしたい。「住宅ローン金利は史上最低を更新し続けていますから、借り換えると多くの人が返済額を引き下げられる」と、FPの高田晶子氏はアドバイスする。
「変動金利型の基準(店頭)金利はこの6年間、2.475%のまま変わっていませんが、割引に相当する引き下げ幅は1.7%程度まで拡大し、実質0.7%台で借りることができます。3年以上前にローンを組んだ人はぜひ検討を」
例えば金利2%で借りている残高2000万円、残りの返済期間20年の住宅ローンを、金利1%ものに借り換えると、20年間で220万円もの節約になる。ただ、新規借入時とほぼ同額の諸費用がかかるので、現在の住宅ローン金利の引き下げができないか交渉するのも手だ。
⇒【資料】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=744178
変動型の不安は、今後の金利上昇。それなら、「10年固定金利型がオススメ」だという。
「毎月の返済額をほとんど変えずに固定金利の安心感が得られる。この10年間に残高を減らしておけば、その後、多少金利が上昇しても怖くないですから」
将来は景気回復、インフレ、金利上昇の恐れもある。借入金額が大きい分、やれば得をする住宅ローンの借り換え。今が何かしらの手を打ついいタイミングかも。
<住宅ローン>
資金 ★★★★★(5/5)
リスク ★☆☆☆☆(1/5)
【高田晶子氏】
マネーライフナビ取締役。FPや宅地建物取引主任者などの資格を持ち、住宅ローンに詳しい。http://www.moneylife.co.jp/
― [超円安]時代のマネー術【6】 ―
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