長生きできる食習慣

東城先生ランチ写真(日刊スパ用)

あなたと健康社での昼食のようす。「いただきます」と唱和する前の合掌。


健康長寿にはわけがある

 来月、満93歳となる現役の自然食・自然療法研究家・東城百合子先生の『長生きできる食習慣』(育鵬社)という本を刊行した。
 副題は「健康長寿にはわけがある」。
 世界の長寿者がどんな食生活を送ってきたのか、どのような人生を送ってきたのか、など、著者の現地取材とともに綴られている。
 また、生活習慣病予防と太りすぎ対策など、身近で具体的な話題も多く収録しているのでご参考いただきたい。

「食事を共にするとは、大きな力」


 さて、本稿はその編集裏話を少し。

 東城先生との打ち合わせは、成城の「あなたと健康社」で、たいていお昼少し前の時間にセットされる。それは先生が、料理教室での講義を終えて、事務所に戻られる時間だからだ。
 先生はいつお会いしても「情熱的」で、熱い言葉で、今日の私たちの望ましい生き方を説かれる。92歳の先生の情熱のほとばしりに、毎回、感動してしまう。
 ひととおり本の打ち合わせをし、先生のお話をうかがうと、「一緒にお昼を食べていきなさい」とおっしゃって、お昼をごちそうしてくださるのだ。

 あなたと健康社の皆さんは、お昼ご飯を全員が一緒にいただく。まさに「同じ釜の飯」なのである。
 私は、我ながら厚かましい奴だと思いながらも、いつもそこに加わらせていただく。

 外食では決して食べられない100%手づくりの和食のお昼ご飯。いや、今時、家庭でも、こうしたお昼ご飯はなかなか食べられないだろう。
 「豪華」というのとは違う。だが、すべては自然のもの。このご時世では「贅沢」なお昼ご飯なのだ。

 お昼ご飯をいただいているあいだ、自分の体が、それを喜んでいるのがわかる。
 そしてさらに、そこには社員の皆さんの楽しい会話がはずんでいる。

 「こうしたお昼ご飯をいただいていたら、健康にも、さぞいいことだろう」と思っていたら、『長生きできる食習慣』の「あとがき」に、東城先生がそのお昼ご飯について書かれた。
 以下は、その「あとがき」からの引用である。

 「あなたと健康社の昼食は、社員全員が手づくりの副食を持ち寄ります。
 主食の玄米ご飯は、その日の当番が、朝会が終わったら水洗いし、水加減をして1時間ほどおいて、圧力鍋で少し強火の火加減で25分ほど炊きます。代々、先輩が伝え、働きながらおいしく炊き上げます。
 副食は、みんなの持ち寄りを等分に分けてお皿に盛りつけ、主食の玄米ご飯にはすりごまをかけて、全員でおいしくたのしくいただきます。
 一日の食事の一食だけでも、みんなで助け合い、励まし合って同じものを食べるのです。そうすると、料理を学ぶことにもなり、親しみも育ち、病弱者も元気になり、いきいき働く人になって参ります。
 食事を共にするとは、大きな力だと学ぶことになって、人生も明るく変わります。」

 医食同源という言葉があるように、健康の基本は「食」にある。
 92歳現役で日々情熱的に活躍されている東城百合子先生が開陳する健康長寿の秘訣を、ぜひ一読いただきたい。

(文責/育鵬社編集部)

長生きできる食習慣――健康長寿にはわけがある

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