チェルノブイリ町の看板と筆者
悲劇の記念碑
立ち入り禁止区域
検問所付近
立入禁止区域内にある188の自治体の名前が載った小さな看板が並ぶ。
遠隔操作車両
ソ連時代の秘密軍事基地「チェルノブイリ2」にある超水平線レーダー
日帰りなら4000円! チェルノブイリ立入禁止区域見学ツアーに参加
チェルノブイリ立入禁止区域見学ツアーに参加
筆者は2018年3月11日に、ウクライナ北部のキエフ州にあるチェルノブイリ立入禁止区域の見学に行ってきた。この体験を読者の皆様に共有したい。チェルノブイリ町の看板と筆者
爆発した4号機に100メートルの距離まで接近!
私が参加したツアーは以下の流れで行われた。先ずはチェルノブイリ町を訪れたが、チェルノブイリ悲劇の記念碑以外は特に面白いものはなかった。悲劇の記念碑
チェルノブイリ町には数百人の住人がいる
チェルノブイリ立入禁止区域は発電所から半径約30キロを占めているが、区域は同心円を描いているわけではない。立ち入り禁止区域
検問所付近
立入禁止区域内にある188の自治体の名前が載った小さな看板が並ぶ。
ずさんなソ連の事故処理
チェルノブイリ立入禁止区域見学では、チェルノブイリ町を出てから発電所に到着するまでの間に三箇所を見学した。 まずは事故処理に使われていた遠隔操作車両(ロボットとも言われる)がおいてある場所。人が直接事故処理にかかると確実に死ぬので(実際に死者多数が出ている)、遠隔で処理できる機械が必要であった。ところが事故が起きた時点でソ連に適切な機械がなく、ソ連政府は西側諸国に機械の提供を申請した。 しかし、申請の時にソ連は実際の放射線量の数値を隠し、現実より低い数値で申請した。それで、西側諸国はソ連からもらった数値に基づいて、それに耐えるロボットを提供した。 当然、実際の放射線量はもっと高かったので、提供された機械はその量に耐えられずに壊れてしまった。 だからソ連は、急いで別の機械の開発に取り掛かったのだが、それは新しい機械を作ったのではなく、前からあった機械を改造して、コードで遠隔操作ができるようにした。 写真に写っている車両はまだ汚染度が低く、人が近づいても大丈夫なのだが、同じような車両で除染不可能なレベルまで被爆した機械は沢山あって、その機械は全てチェルノブイリ立入禁止区域内にある幾つかの廃棄物埋設地に埋め立てられている。遠隔操作車両
ソ連時代の秘密軍事基地「チェルノブイリ2」
そして、発電所に到着する前の最後の地点だったのが、「チェルノブイリ2」というソ連時代の秘密軍事基地。その基地には超水平線レーダーがあり、その役割はアメリカの弾道ミサイルを発射時点で感知することであった。ソ連時代の秘密軍事基地「チェルノブイリ2」にある超水平線レーダー
このままでは日本はウクライナの二の舞になる!ロシアの侵略を招いたウクライナの教訓
「クリミア半島はソ連からウクライナへのプレゼント」というウソ
このままでは日本はウクライナの二の舞になる!ロシアの侵略を招いたウクライナの教訓
ウクライナは世界第三位の核兵器保有国の地位をなぜ放棄したのか/グレンコ・アンドリー