映画はいかに3.11を撮ってきたのか

[鼎談]岩井俊二×森達也×中田秀夫 あれから2年。「3.11」のことを改めて考えてみたい。そこで着目したいのがドキュメンタリー映画だ。例えば森達也は、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治といった仲間たちとともに『311』をいち早く撮った。故郷が被災した岩井俊二は宮城県でロケし、併せて識者や専門家に話を聞く『friends after 3.11 【劇場版】』を発表。そして中田秀夫は岩手県山田町で一命をとりとめた方々に、『3.11後を生きる』で密着した。三者三様のアプローチで捉えた「3.11」。映画監督3人が「3.11」直前にそれぞれの“思い”をぶつけ合った。