80年代風アニメCMに秘められた老舗造船会社の戦略とは?

 岡山ローカルで放映中の造船会社のCMがネット上で話題となっている。このCMを手掛けたのは、タンカーなどの造船を手掛ける関西の企業「サノヤス造船」。CMは80年代アニメ番組のオープニング風に「造船係長」が同社の事業を紹介していく内容。同社のサイトでは造船係長のほか、「造船番長」シリーズのCMも公開されており、クオリティの高さと名作アニメを連想させる演出が評判となっている。



(Youtube⇒ http://youtu.be/i8KQDi_dDSQ)

 サノヤス造船は、1911年に「佐野安造船所」として創業された、機器設立100年を超える関西の老舗企業。2011年からは「サノヤスホールディングス」として、造船から観覧車など大型遊戯機械の建設、レジャー施設運営まで様々な事業を展開している。そんな歴史ある造船会社にしては、少々ポップなこのCM。一体、どのような狙いで制作されたのだろうか。株式会社サノヤスホールディングス総務人事部に話を聞いてみた。

「グループで様々な企業があるのですが、岡山県倉敷市にあるサノヤス造船の工場のリクルートを狙ってCMを制作しました。造船は労働集約的産業、3Kの職場という印象があり、イメージはあまり良くありません。知らない企業の造船所に就職するとなれば、高校生や大学生、親御さんも含めて不安になります。

 テレビCMを通じて造船業の悪いイメージも払拭して、サノヤス造船の名前を覚えてもらえるよう、3年前に造船番長シリーズを企画しました。CMディレクターは電通・関西支社の中尾さんと藤井さんです。ニコニコ動画やYoutubeなどでも紹介され、色々な皆さんに楽しんでもらえたようです。放映後はリクルートサイトからの応募が増え、ネットの力を改めて感じました」



(Youtube⇒ http://youtu.be/GMFFsVEnX0s)

 「係長シリーズについてですが、2011年から新しくサノヤスホールディングスの体制になったので、キャラクターも番長から係長に、アニメも60、70年代よりも新しい80年代を意識しました。番長と係長の公式設定は特にありません。番長が、大人になって係長になったのでは?とよく聞かれますが、ご覧になった方の想像にお任せしています(笑)」

 次にサノヤス造船の本来の事業である造船業について、お話を伺った。

「サノヤス造船では穀物や石油などを運ぶタンカーを造っています。規模にもよりますが、1隻あたり大体3、4年、設計から建造まで含めれば、400人近くの人員で造ります。実際の建造は9ヶ月~1年程度ですが、企画、設計を含めると数年規模の長いプロジェクトになります。

 現在の主力製品はパナマックス型撒積貨物船「パナマックスバルカー」シリーズです。細く狭いパナマ運河を通れる貨物船の中では世界最大クラスの船です。他にもグループ企業のサノヤスライドでは、観覧車など遊園地用の機械設備を造っています。大阪・梅田やお台場パレットタウンの観覧車も弊社の事業ですね」

 世界レベルのタンカーから、有名な観光スポットのランドマークまで、様々な事業を手掛けるサノヤスホールディングス。最後に今後の展開を聞いてみた。

「BtoBのビジネスが多いので、一般の方には馴染みが薄いかもしれませんが、CMをきっかけに親しみを持ってもらえると嬉しいです。今後も造船やもの作りの楽しさが伝わる企画を考えたいですね」

 硬派な老舗企業の様々な思いが込められた造船係長。同社CMギャラリーでは、トレンディな係長と硬派な番長の映像を配信中。まだ未見の方は是非チェックしてみよう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

⇒ 【画像】シリーズCMの一部を公開(http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=204308)

◆参考リンク
株式会社サノヤスホールディングス 公式サイト
http://www.sanoyas.co.jp/
CMギャラリー
http://www.sanoyas.co.jp/commercial/index.html

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