【暴走老人】グリーン車のタダ乗車を強要
―[電車内の[迷惑(狂)人間]図鑑]―
電車で通勤通学している男女200人を対象に「電車で迷惑だと思う行為」のアンケートを実施。日本人が電車内のどのような行為に「イライラしている」のかを探った。
◆迷惑な老人たち“老人暴走特急”が止まらない!?
「お年寄りには優しく」というのは至極当然のことだが、そんな常識を無視したくなるほど、暴走老人による迷惑行為が多発している。
「在来線のグリーン車で移動中、突然一般車両から70代くらいの老人がなだれ込んできました。その日は休日で車内はすし詰め状態。グリーン席も満席だったのですが、老人は何を思ったのか、突然『誰も年寄りに席を譲らないとは、貴様ら一体どういう神経をしているんだ!』と大声で喚き始めたんです。けれど、グリーン車の追加料金を払うそぶりは一切ありませんでした」
グリーン車まで“優先席”としてタダ乗車を強要。
「先頭に座っていたサラリーマンを捕まえ、『なぜ席を譲らない!』と説教まで始める始末。その矛盾だらけの横暴さに車内は一気に静まり返っていました」
その後、乗務員が駆けつけて、なんとか老人を説得した。ようやく一般車両に戻り、これで一安心かと思いきや、老人はこれまた身勝手な捨て台詞を残していった。
「老人は出て行く瞬間も『今の若いヤツらは自分勝手すぎる。年寄りをいたわる心も持っていないのか!』と終始ご立腹。説教された男性はしばらく茫然としていました」(26歳・女性)
運悪く暴走老人の餌食となったサラリーマンが不憫で仕方ない。ほかにも、「発車ギリギリに飛び乗った瞬間、近くにいた老人に『一言スイマセンくらい言えんのか!』と怒鳴られた。こちらが悪いので素直に謝ったのだが、その直後に老人は電話をかけて大声で話し始めた。会話もすぐに終わることなく、かなりの長電話。その場にいた乗客全員が『人のことを言う前に自分のマナーを見直せよ!』と思ったはず」(34歳・男性)という声や、「平日の朝、わざわざラッシュの時間帯に乗ってくる老人集団が迷惑。混雑する車内で耳が痛くなるほど大声で会話をされると、出勤前にどっと疲れる」(37歳・男性)、「優先席がガラ空きなのに混雑する普通席を狙う老人の心理がわからない」(29歳・男性)など、最近では「他人に厳しく、自分に激アマ」な老人がやたらと目立つ。
社会的に守られる立場を利用し、傲慢な振る舞いを続ける暴走老人。許すまじ!
イラスト/テラムラリョウ
― 電車内の[迷惑(狂)人間]図鑑【4】 ―
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