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ひろゆきが「日本の学校では競争を勝ち抜く子どもが育たない」と断じるワケ

 日本の国際競争力が年々低下している。国際経営開発研究所 (IMD) が発表する「世界競争力ランキング2021」によれば、日本は31位。ここには日本の教育にも大きな問題がある。発売後、続々重版して話題の本『僕が親ならこう育てるね』の著者・ひろゆき氏が「日本の学校では競争を勝ち抜く子どもが育たない」理由を教えてくれた。

「教科書や先生の言ったとおりにやる」で問題なかった時代

ひろゆき

ひろゆき

 昭和の時代、子どもたちは教科書や先生の言ったとおりにやっていると、言われたことをきちんとこなす社会人として生活ができました。  当時は工場のライン工という仕事が多くあって、流れ作業で同じことを毎日繰り返す忍耐強さが必要とされていたのですね。  同じことを繰り返すことで、多くの商品が作られて安く提供できるので、多くの人が買ってくれて、給料がもらえるという時代でした。

人件費で太刀打ちできなくなった日本

 それが平成の時代になると、海運コストが安くなったこともあり、日本人が日本の工場でライン工として働いて商品を生産するよりも、東南アジアや中国で生産して輸入したほうが商品を安く提供できる時代になりました。いわゆる、グローバル化です。  日本人だと月給20万円を支払わないといけない労働も、それらの国では月給3万円なので、人件費で太刀打ちできなくなりました。  100円ショップで売られている多くの商品が日本製ではないように、商品の生産を海外に発注して日本で売ったほうが儲かる時代になり、大量生産される製品は日本メーカーであっても海外生産という商品が増えてきたわけです。
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日本の教育制度はすでに限界?
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