既婚男性に興味がある女の心理
―[30代の浮気[SEXより恋]の謎]―
◆“愛妻家”の記号を生かして女を迎撃する誘導作戦をとるべき
最近では「SEXなしの恋愛関係」を家の外に求める既婚男性が増えているという。というわけで、今回本誌が提唱するのは“男女の友情関係”ではなく、“SEXのない恋人関係”。では、そんな雰囲気をうまくつくり上げるコツはあるのか。女子の恋愛心理に詳しい男力コンサルタントの神田和花氏に話を聞いてみた。
「既婚男性とデートしたい/遊びたい女のコというのは、『こういう男と結婚したら幸せになる』モデルケースとして付き合っているもの。だから、妻の悪口を言う/家庭の不満をこぼすなんていうのは愚の骨頂。“愛妻家”という記号は、女にしてみればミッキーマウスと並ぶエンターテイナーの称号。まずは、その武器を最大限に生かす必要があります」
愛妻家であることはもちろん、少女から老女まで、“すべての女に優しい男”を演じることがまず前提になるという。
「常に“女より2つ上の目線”を持つことが理想的です。例えば結婚式の余興でもらったペアチケットを『一緒に行こう』ではなく『誰か好きな人と行ってきなよ』と言えるくらい余裕ある振る舞い。そのためにはポイントを稼ぐ/女として見ている/二人きりで会いたいといった言動は逆効果。とたんに『ああ、コイツもそこらにいる男と一緒なんだ。既婚者のくせに色気出して、気持ち悪い!』と軽蔑の目で見られてしまいます」
要は「よき理解者であれ」ということか。しかし、達観した大人の男であるよりも、キュンキュン感を味わいたいわけだが……。
「プラトニックな浮気は餌をつけずに釣り糸を垂らすようなもの。そのうち女性のほうから、『妻に誠実らしいけど体はどうなの?』と試すような感覚で仕掛けてきます。でも、その誘惑も耐える。すると最後には『付き合えないのはわかっているけど、この男じゃなきゃダメ』とのっぴきならない心理状況に陥っているはずです(笑)」
女心を支配する“遊びの気持ち”を持てるかがカギとなりそうだ。
【神田和花】
リクルートを経て「男力コンサルタント」を設立。男がどんな役割を果たせば女にモテるか?の総論と各論を情報発信する専門家
― 30代の浮気[SEXより恋]の謎【9】 ―
『PLATONIC SEX (小学館文庫)』 故・飯島愛が自らの過去を赤裸々に綴った自伝的エッセイ |
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