SKE48山田みずほ卒業。泣き、笑い、毒舌ありの最終公演レポート

山田みずほ(17)

最初は毅然とスピーチしていたが最終的に涙が溢れた

 1月30日、名古屋の栄にあるSKE48劇場にて、SKE48チームKII・山田みずほの卒業公演が行われた。彼女は5期生としてSKE48に加入、研究生期間を経て、チームKIIに昇格。14stシングル「未来とは?」では選抜入りも果たした。またSKE48が二度目に出場した紅白歌合戦ではチアの大ジャンプを決めてみせたこともある。なによりも彼女が注目を浴びたのが、研究生時代にAKB48 34thシングル「鈴懸なんちゃら」に収録されたSKE48のカップリング曲「Escape」で、センターポジションを務めたことだ。現在、SKE48のシングルでもセンターの交代があり話題となったが、それまでSKE48の選抜メンバーが揃う楽曲で松井珠理奈がセンターを外れたことはなく、それだけ大きな期待を掛けられたメンバーだったことがわかる。そんな彼女の最後のステージをリポートする。

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山田みずほ

山田みずほ(17)

 公演1曲目の「兆し」からファンは地響きのような大声で“みずほコール”。これには笑顔で登場した山田みずほもいきなり涙ぐんでしまう。しかし、2曲目の「校庭の仔犬」では曲頭の“ワンワンコール”を自身のうさぎという呼び名にひっかけ「ぴょんぴょん」と演出、すぐさま笑顔を見せくれた。ユニット曲「フィンランドミラクル」でもまたファンから大きなみずほコールが起きたが、本人は笑顔でステージを務める。だが、どこか表情は固く、”泣き虫“としても知られる彼女なりに精一杯笑顔を作っているようにも感じられた。

 公演の後半MCでは山田みずほの提案で「萎え萎えゼリフ大会」を開催。セリフの萎え萎え度を山田みずほとファンがジャッジする方式だったのだが、お題にうまく答えられるメンバーは皆無だった。そんなメンバーたちに彼女はSっ気たっぷりのダメ出しを繰り返しファンの笑いを誘った。アンコールの最終曲「ラムネの飲み方」のときには、ついに涙が溢れ出し、それにつられるように同期の古畑奈和も涙をにじませていた。

 通常の公演でも行われるダブルアンコール後の卒業公演特別セットリストでは、かつて「研究生公演で初めてセンターをやらせてもらったので思い入れがあった曲」と語る「渚のCHERRY」を歌唱。続いて、選抜メンバーでのセンターも務めた「Escape」を、「普段やっているメンバーとやりたかった」ということで石田・大場・高柳・古川・古畑という6人での変則フォーメンション(通常は16人)で披露した。曲後にはサプライズで同期の5期生メンバーが登場し、涙ながらにメッセージを送った。

山田みずほ

思い入れのある「渚のCHERRY」は、元々前田敦子が歌っていたため、期待の若手が任されることが多い

 卒業する山田みずほからの最後のメッセージでは「ファンの人は本当に私が辛いときに私のことを見ていてくれた。ブログとかには悔しいことや悲しいことは書かないけど、本当は人一倍悔しかったこともある。だけどそういうのを伝えられないから、そう思っていても伝えずに頑張ろうと思っていました。そんな私のひとつひとつのブログやメールの言葉から気持ちを汲み取ってくれて、たくさんたくさん応援してくれました。総選挙だったりでみなさんが後押しをしてくださって本当に幸せでした」とファンに素直な感謝の気持ちを伝えた。

山田みずほ

最初は毅然とスピーチしていたが最終的に涙が溢れた

 公演の最後は、5期生が仮合格期間のデビュー前に覚えた曲でもあり、「みんなで一緒にデビューしたいな」と思わせてくれた曲という理由で山田みずほが選んだ「手をつなぎながら」をチームKIIのメンバーと5期生全員で歌唱。最後の最後に言い残したことを親分と慕う高柳明音に聞かれ、「みなさんの愛を貯金してね~。うさぎが大好き17歳の山田みずほでした」とキャッチフレーズで涙あり笑いあり毒舌ありの表情豊かな卒業公演をしめくくった。

 公演途中には「さよならやバイバイは嫌い。またどこかで会ったら声をかけてください」とファンに呼びかけた山田みずほ。卒業後は衣装を作る仕事を目指すというが、いつの日かまた違った形でアイドルと関わるときが来ることを期待したい。

山田みずほ

劇場の写真を外し、山田みすほが旅立っていく

取材・文/ヤスオ 写真提供/AKS

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