古閑美保が理想のゴルフ男子を語る「性格が“見える”ゴルフは2人の距離をグンと縮める!」
ミネラル・ウォーターで有名なエビアン。でも、海外のゴルフツアーで「エビアン・チャンピオンシップ」というのがあるのをご存じだろうか? 欧州女子ゴルフツアー(LET)と全米女子プロゴルフ協会(LPGA)の共同開催で行われる大会で、今シーズン最後のメジャー大会。過去には宮里藍が優勝を飾るなど、日本人選手の活躍に期待が寄せられるビッグトーナメントだ。
9月10日から始まるこの大会の現地リポーターを務めることになったのが、元プロゴルファーの古閑美保さん。彼女にゴルフを通じて縮める男女の距離感、理想のゴルフ男子像を語ってもらった。
◆男女の距離が一日でグンと近くなるのがゴルフ!
ここ数年一気に増えた感のある、女性のゴルフプレーヤー。競技そのものの魅力に加え、自分自身のプライベートライフ充実のためにやっている人も多いが、女性ゴルファーの増加やその理由について古閑さんに聞いた。
「ゴルフは、気軽に男性に教わりやすいスポーツだと思います。『ゴルフに行こう』ってことになったら、1~2時間では終わらず、1日一緒にいることができますしね。都内からゴルフ場に行くとなれば、車の中から一緒。1日一緒にいれて、緑も多くて空気もきれいで開放感があって。これでちょっと男の人が上手だったらカッコよく見えてくる。気軽に教えてもらって、近づけるし、もちろん帰りの車も一緒で、すごく親しくなりやすいスポーツだと思います」
ゴルフは人間が見える場、人間形成の場とも語る古閑さん。その理由として、ゴルフが特にメンタルに左右されるスポーツであることを話してくれた。
「4~5時間ラウンドする中で、調子が良い時も悪い時もあったりするし、時にやめたくなったりするときもあるんです。そういう心の変化が一日の中でも何回も起こりうる。そこをどうコントロールしていくか……最後まで諦めない強さが必要なんです。男性を見ていると、やっぱりプレーを諦めてしまう人って、人生も諦めてしまう人が多いですね。あとはすぐ怒っちゃう人とかクラブに八つ当たりする人とか……そういう人は、絶対他の人にも八つ当たりすると思う。
性格は絶対出ると思います。ミスしてもニコニコしている人だったら、何か問題が起こってもニコニコ乗り越えていけそうだし、キャディさんに優しかったり周りの人に気遣いができたりする人は良い人なのかなと思いますね」
ちなみに、古閑さん自身の好みのゴルフ男子は……?
「やっぱり、ニコニコできる人、全部を自分のせいにできる人、人のせいにしない人が良いです。楽しくゴルフできる人が良いですね」
ゴルフがとりもつ男女の距離感について語ってくれた古閑さん。今回現地リポーターを務める「エビアン・チャンピオンシップ」の話にも触れ、大会の魅力を語ってくれました。
「個人的には選手たちのアプローチの技術をみたいと思っています。日本では2~3種のアプローチをもっていれば多くの場面で対応できますが、芝質が異なる米国ツアーでは10以上の引き出しがないとやっていけないと言われています。私も2010年大会に出場しましたが、決してやさしいコースという印象はなく、むしろメジャーになったことでセッティングは厳しくなっているはず。ただ、日本人選手が過去に勝っている大会ですし、出場選手たちが『私にもできる!』と強い気持ちで挑んでくれたら、優勝に必要な“120%のプレー”ができると思います。このツアーを通じて、世界のトップ選手たちの“スゴさ”を、ゴルフをあまり知らない人にも分かりやすく伝えたいいと思っています」。
ゴルフは魅力的な人間性を養うためにも役立つスポーツ。みなさんもぜひ、異性との関係性を良くするために、自分自身のメンタルを整えるために、役立ててみてほしい。
●「LPGA女子ゴルフツアー エビアン・チャンピオンシップ」
9/10(木)~9/13(日)WOWOWにて連日生中継!
番組オフィシャルサイト(http://www.wowow.co.jp/sports/lpga/)
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