40歳を超えたら仕事は70%に――人生の折り返し地点で僕らは何をすべきか?

 40歳になったからと誰もが「不惑」の境地に至るわけではない。むしろ人生の折り返し地点として惑ってしかるべきだ。先の見えた会社でどう立ち居振る舞うか。劣化著しい体をどうメンテするか。老後までにいくら貯めようか……etc。即始めるべきことをプロに直撃した。ここでは、「ビジネスにおいて、即やるべきこと」を紹介しよう。

◆“先が見えた”その時に僕らは何をすべきか ~ 脱・仕事人間編 ~

 休日返上で社畜のように働く40代サラリーマンは数知れない。そんなビジネスライフに、『40歳からの仕事で必要な71のこと』著者で元広告代理店マンの本田亮氏は警鐘を鳴らす。

40男が人生をこじらせないために即やるべきこと

写真/Eric Kim.

「40代サラリーマンは仕事に追われ、視野が狭くなりがちですが、趣味や家族との時間を犠牲にした人生は決して魅力的とは言えない。事実、誰もが羨む役職につきながらも退職後に焦燥感や孤独感に苦しみ、人生を見失う人は多い」

 ではどうすべきなのか。本田氏が推奨するのが“脱仕事人間”だ。

「40代になれば、職場でのキャリア=ゴールが見え始めます。だからこそ、仕事に注ぐ力を70%に抑え、残りの30%で会社以外のことに目を向けるべきです」

 暇さえあれば仕事のことばかり考えてしまうのが40男の悪い癖。

「暇な日と忙しい日に分けたアンバランスなスケジュール管理をするのも、仕事に注ぐ力を抜くための策のひとつ。裁量がある人なら、会議を1時間で切り上げたり、ムダを減らすことにも繋がります」

 試しに終電で帰宅する日と定時で上がる日を作り、そこに生じた時間を自分のために使う。会社から評価されず気が滅入っていても、そこは“自己評価”で補いたい。

「おすすめは、毎年、目標を設定し、『企画採用で5点』『欠勤ゼロで3点』というように評価基準を自分で決めて自己評価すること。得点方式なので、ゲーム感覚で楽しみながら気分を上げられますよ」

 目標を決めたら“1日10回口に出す”のも手だ。

「『あの部署に異動したい』『プレゼンに勝ちたい』など、周囲の人に伝えることが重要。最初は半信半疑で聞いていた上司や仲間も、何度も呟いているうちに、サポーターになってくれることもある。言うだけならタダ。ダメ元で試す価値はあるはずです」

 しかし、中年にもなると、20~30代の頃のような仕事への情熱も薄れ、刺激もなくなっていく。

「そんなときは『新しい本を読む』、『いつもと違う駅で降りる』など、些細なことでいいから“新しい”ことを取り入れてみる。もしくは20歳くらい年の離れた部下や若者と酒を交わすのも面白い。最新の情報や感性に触発されますよ」

 会社と向き合いつつ、退職後に向けて歩むのも40代の過ごし方。

「料理好きならレシピを毎週1枚書き続けるだけでいい。それでも退職までの20年間で1000枚近くのストックができる。当然スキルも上がる。同じ志の仲間との輪も広がるし、場合によっては退職前に料理教室やレストランのオーナーに誘われる可能性だってある」

 仕事以外での人との縁が退職後の孤独感から救ってくれる。

「生涯付き合いたい人との縁をつなげる努力をすべきですが、難しいことをする必要はありません。メールなどで連絡を取り合えばいいだけ。ただ、年賀状だけの関係なら、暑中見舞いに切り替えましょう。魅力的な人にはたくさんの年賀状が届きますから、覚えてもらうのは至難。むしろ他の人が送らない時期に送れば、印象と記憶に残りますよ」

 10/27発売の週刊SPA!に掲載されている特集『40男が[即やるべき]80の行動』では、上記のような「やるべきこと」をビジネス、健康、マネー、ファッション、恋愛&セックスにわけて徹底考察。40を過ぎて人生をこじらせないために「やるべきこと」が完全リスト化されている。アラフォーの人も、最近こじらせつつあると自覚症状がでてきた30代の人も、ぜひこのリストを参考に生活を見つめなおすことをお勧めしたい。 <取材・文/週刊SPA!編集部>

【作家・環境マンガ家 本田亮氏】
大手広告代理店でエクゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターを経験。著書に『40歳からの仕事で必要な71のこと』(大和書房)

週刊SPA!11/3・10合併号(10/27発売)

表紙の人/ 香取慎吾

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40歳からの仕事で必要な71のこと

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