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【ぐっちー氏が切る!】ギリシャ危機には責任者がいない!?

◆マネーな人々 今週の銭格言
【選者】現役金融マン ぐっちーさん

11月23日にドイツ連邦銀行が実施した新発10年国債の入札は、応募が調達予定額を大幅に下回る異例の「札割れ」。欧州で最も財政が安定したドイツ国債でさえ、十分な需要がなかった。欧州債務危機の影響は拡大の一途!?

◆遂にドイツ国債も札割れ。収束には、欧州連合分割=ドイツの飛び降りしかない!?

あれだけ世界を騒がせたギリシャですが、結局パパンドレウ首相退陣、という結果以外、未だに何一つ決まっていません。財政削減一つすらコミットできない。そうこうしているうちに火の粉はイタリアへ飛び、リラ時代にもなかった7%以上の高金利での国債発行。このままでは利払いだけで、国の税収を軽く超えてしまう状況になりつつあります(つまり元本返済はもはや夢のようなものということ)。

そして遂に! 盤石だったはずのドイツ国債まで入札で札割れ(入札必要額に応募が達しない状況)に。まあ、ドイツの場合はちょっと入札制度そのものに欠陥があるので、必ずしもそれで即倒産、というわけではありませんが、いずれにせよドイツ国債でさえ需要が少ないのは事実。応募倍率が5倍に達する日本国債は今や垂涎の的と言っていいでしょう。

そもそもギリシャ危機が起きたのは昨年の4月ですから既に1年半以上たっている。なのに何でこんなことを続けているのか。疑問に思う方は多いでしょう。最大の原因に、責任を取る人が不明だという制度上の欠陥があります。

※【後編】に続く⇒http://nikkan-spa.jp/105934
ブレーキのない列車からドイツは飛び降りるだろう

ぐっちーさん【選者】現役金融マン ぐっちーさん
ウォール街で20年生きてきたノウハウをブログに執筆し、いち早くサブプライムローン問題に警鐘を鳴らしていたアルファブロガー。金融と経済を中心としたオピニオンブログ「THE GUCCI POST」(http://guccipost.jp/)の主宰を務めている




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