“たかみな”卒業公演で涙、10年の足跡を振り返る生誕祭でファンに感謝【写真レポ】
●高橋みなみコメント(アンコール明け、「背中言葉」を歌唱後)
終わっちゃう…。終わっちゃうなあ…。 今ふと、大島優子が卒業した時に言った言葉を思い出しました。「一番悲しいのはAKB48を卒業することじゃなくて、劇場から卒業すること(が一番悲しい)」その言葉の意味が今、分かりました。10年毎日ではありませんが、この劇場に立ち、公演をして、来てくださるファンの皆様に育てていただきました。本当に感謝しています。
特別公演ということで、最後なので、やりたい曲を全部やらせていただきました。自己満足かもしれませんが、すごく楽しかったです。本当に楽しかった…。今日で、やり残したことは 本当になくなりました。やり切りました。
10年は楽しいことだけじゃなくて、辛いこともたくさんあったし、いっぱい泣いてきました。 泣いた数の方が多かったかもしれません。でも、苦しい時こそ、改めて自分自身と向き合う時間になりました。なんで自分はAKB48に入ってここまでやってきたのか、それは、偽善かと思われるかもしれないけど、本当に本当にファンの方がいたからだと思います。本当に皆が いなかったら頑張れませんでした。本当に辞めたいと思ったことはないと、ずっと言ってきました。でもやっぱり、皆さんに言えないようなところで、心が折れそうになることも沢山あって、そんな時に「大丈夫?」と言ってくれた皆さんの言葉が私をここまで立たせてくれました。
もうね、言うことがないんだよね…。いっぱい色んなことしゃべってきたし、絶対しゃべれる人だと思われてきたけど、最後は「たかみな」ではなく「高橋みなみ」になってしまうのは、 やっぱり劇場だからだと思います。ただただ 10 年感謝です。最高に幸せでした。今日この日まで応援してくれた皆さんに「ありがとう」と言いたいですし、48 グループを支えくださったス タッフの皆さんにも「ありがとう」と言いたいですし、私が総監督の時についてきてくれて本 当にありがとう…。沢山話してきたし、怒ってきたし、本当に申し訳なかったなって思ってい ます。でも、皆は聞いてくれていたから、耳を傾けてくれていたから、今日この日まで、務め てこれたなと思います。
横山(由依)には、本当にこのタイミングで総監督を渡すことになって、申し訳なさも正直あります。でも、分かったのは時間は止まらないんだなということです。ずっとずっと進んで いって、14 歳から今日で 25 歳になって、AKB48 にずっといたいなと思ったけど、いつかは卒 業しないといけない時が来る。さみしいけれど、これからを任せられるメンバーに出会えたことが、私のこの 10 年の宝物だと思います。これからの未来を残るメンバーに託して、私自身も前に進みたいと思います。「背中言葉」これからも残ったメンバーたち、後輩たちに見せれる背中でありたいと思います。
【高橋みなみ卒業特別記念公演〜10 年の軌跡〜 セットリスト】
0.Overture
1.桜の花びらたち
2.PARTYが始まるよ
3.会いたかった
4.誰かのために
5 ただいま 恋愛中
6.恋愛禁止条例
7 目撃者
8.Pioneer
9.スカート、ひらり
10.嘆きのフィギュア
11.ガラスのI LOVE YOU
12.Bird
13.純愛のクレッシェンド
14.愛しさのアクセル
15.RIVER
16.大声ダイヤモンド
17.唇にBe My Baby
~アンコール~
18.背中言葉
19.10年桜
20.桜の花びらたち
©AKS <取材・文/北村篤裕>
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