更新日:2022年07月10日 11:20
ライフ

「買ってはいけない夏のユニクロ」ワースト5を発表

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第78回目をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB氏

メンズファッションバイヤーのMB氏。「『オシャレに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

 いよいよ夏シーズン到来。新しい服を探しに買い物に行きましょう。今回は恒例の「買ってはいけない夏のユニクロ」シリーズ。玉石混交なファストファッションのなかで、「なるべく避けたほうがいい」という5アイテムをピック。ぜひご参考に。 ▼ユニクロ・ワースト1位「ネタっぽいロゴTシャツ」 UNIQLO The BrandsグラフィックT(KINCHO・半袖) 990円(+税) ⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1128542 01 実は「ロゴプリントT」は今もっとも早いファッショントレンドの一つ。現在のファッショントレンドを牽引すると言われ世界中から注目を集めているデザイナー、デムナ・グバサリア(バレンシアガ、ヴェトモンなど)もドイツのロジスティクス会社DHLのロゴTシャツをコレクションで発表し大きな反響を得ています。グラフィック単体として完成度の高いものが多い企業ロゴや製品ロゴをシンプルにのせた気負わないロゴTは今もっとも“アツい”アイテムなのです。  ……というトレンドはよくわかるのですが、こういった「ロゴT」は私たち日本人の身近にない海外企業のものだからこそカッコよく感じるもの。庶民に慣れ親しんだKINCHOのロゴを入れてオシャレに感じる人や喜ぶ人がいったいどこにいるのでしょう。  いや有名人やアニメ、映画などとのコラボTもいわゆる「ネタモノ」の類ですが、これらに関しては別に何も言いません。それはあくまで「ファンアイテム」としての需要もあり、「Tシャツなんて別になんでもいい……なんでもいいなら自分の趣味を反映したプリントが入ったものを」と思うのも理解できます。それはいいでしょう。……しかしKINCHOのファンっているの!?  おしゃれ的にもネタ的にもどうにも理解に苦しむこのデザインT。私には「寝巻き」くらいにしか活用法を見いだせません。
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ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag

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