また、TOEICの解法テクニックを学ぶことも大切だ。 「出題のクセやひっかけのパターンを把握すれば得点アップにつながります。時間配分を学ぶ意味もこめて、解説のある模試を一度解いてみるのもいいでしょうね」 　アドバイスに基づき勉強開始！　まずは腕試しを兼ね、公式問題集のテスト1を本番と同じ時間で解答。結果として出た参考スコア範囲は465～655点だった。 　勉強は公式問題集のリスニング部分を繰り返し聞く→文法、語彙の問題集の初級レベルを繰り返し解く→解説付きの模試を解き、解説を熟読……という順番で進行。特に模試や文法問題集の解説にあった「選択肢に先に目を通す」、「全文和訳せず即答できる問題もある」などの話は非常にためになった。 　そして合計24時間の勉強後に公式問題集のテスト2を解くと……。なんとスコア範囲は520～710点に上昇！　聞き取れない音を減らすことが得点アップへの近道だったのだ。 【24時間勉強法】 ●12時間：リスニング強化 公式問題集のリスニングパートを繰り返し聴きつつリピーティング。「TOEICが試験で実際に使っているナレーターが、リスニングの音源を読み上げてくれるので、聴き流すだけでなく、スピードや話し方などをマネてリピートするのがオススメ」 ●7時間：文法・語彙強化 『新TOEIC TEST 文法特急』の初級編まで、『新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ』の600点レベルまでを繰り返し勉強 ●5時間：模試・弱点分析 『TOEICテスト超リアル模試600問』の模試1回分を解き、間違えた部分を中心に解説を熟読。弱点を分析し、リスニング部分は繰り返し聴いた ＜24時間でここまでできる＞ 勉強するポイントを絞れば、短期間で大幅にスコアアップ 【花田徹也氏】 南カリフォルニア大学卒業。TOEIC特化型スクール・花田塾を主宰。著書に『1駅1題新TOEIC TEST 文法 特急』 ― 俺たちの［ル・マン24］24時間で人はここまでできる！ ―