更新日:2022年07月15日 17:26
ライフ

発売前の「トマトカレー味ラーメン」を食べてみた。残りスープをご飯にかけると松屋のトマトカレーになる!?

いよいよ実食!はたしてその味は……

 いよいよ実食! まずはスープを一口。確かにトマトペーストが効いており、カップめんらしからぬ活きのいい酸味。もちろん、生トマトのような酸味とはいかないが、保存食であるカップめんで、フレッシュな酸味を再現するのは難しいことだろう。実際、開発工程でも苦労した部分とのことだ。  写真では赤く辛そうに見えるだろうが、実は辛さ控えめだ。本家トマトカレーも辛さは控えめだったので、そこに異論はない。  また、本家トマトカレーと比べてニンニク風味は控えめになっている。メインの味としてトマトひとつに絞ってアピールしていると感じた。ゴリゴリのトマトカレー原理主義者であれば、刻みニンニクを足すと本家の味に近づくだろう。  そして麺を一口。これは慣れ親しんだフライ麺。トマト味との相性も良好。具材として揚げナスやインゲンなども入っており、これはトマトカレーには入っていなかったもの。しかし、この具材投入には賛成票を投じたい。さすがに具なしカップめんはわびしいだろう。それに、とにかくナスの存在感が大きいのだ。油通ししたナスの風味や濃厚な味わいが異様なほどに再現されており、ちょっとびっくりさせられた。  などなどと理屈をこねてはいるが、実際の試食では、「ズバババ!!!ズズズッ!」と猛烈な勢いですすって汗だくになってしまった。

ご飯と合わせてみた! マニアにはここがメインコンテンツ!?

 さて、試食レビューはこれで終わりではない。凡百の発想で恐縮なのだが、ご飯との相性も試してみた(というかこれを試したかったのだ)。  残りスープを利用しての擬似トマトカレーである(赤身が欲しかったので、唐辛子を一振りしている)。  本家と比べると、赤色が薄い。まあ、そりゃそうだ。ラーメンのスープであって、カレーではないのだから。  そしてご飯をひとすくい。んー、正直、麺で食べた時の方が感動は大きい。そして、麺で食べていた時には濃厚に感じたスープだが、ご飯にかけて食べると薄く感じるのが不思議。  ここでもうひとつ。某スープカレー有名店で提唱されている食べ方を試す。スープをご飯にかけるのではなく、ご飯を食べて、その後にスープを味噌汁よろしく飲むのだ。  これが、驚愕! さっきとは違って、なかなかの相性なのだ。食べ方を変えるだけで、この違いというのは謎。しかし、ご飯と合わせたい方は、ぜひこの方式で試していただきたいと思うのである。 <取材・文/江沢 洋>
1
2
おすすめ記事
ハッシュタグ