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新番組“マンデーナイト・ロウ”放映開始――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第134回

 第2回のTVテーピングでは1本めが生中継(1月18日オンエア分)、2本めが録画収録(1月25日オンエア分)という“2本撮りパターン”が試された。1月18日放映分の生中継版“ロウ”第2話では、リック・フレアー対ティト・サンタナのシングルマッチに“ミスター・パーフェクト”が乱入し、フレアーを挑発。翌週放映分(同日収録)の“ロウ”第3話でフレアー対ヘニングの“ルーザー・リーブ・タウン(敗者追放マッチ)”が実現した。  フレアーはこのヘニングとのシングルマッチ(ヘニングがパーフェクトプレックスでフォール勝ち)を最後にWWEを退団。翌2月、1年7カ月ぶりに“古巣”WCWと再契約を交わした。フレアーが再びWWEのリングに登場するのはそれから8年後、WWEによるWCW買収が成立する2001年になってからのことだ。  WWE世界王者ブレットは1月18日オンエア分の“ロウ”第2話ではプロモーション・インタビューに出演したが、翌週1月25日オンエア分の“ロウ”第3話は欠席。1・24PPV“ロイヤルランブル93”よりも“ロウ”第3話のほうがテレビ放映があとになるため、その時点でのチャンピオンはだれであるかはわからないという理由でブレットはほんの1週だけ“ロウ”の画面から姿を消した。連続ドラマは、あくまでも順番どおりに視聴者に提供されるのだった。(つづく)
斎藤文彦

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