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【インタビュー】鉄拳×秋葉原MOGRA ゲーム音楽とクラブの素敵な関係

2011年11月19日、『鉄拳』シリーズにちなんだ公式クラブイベント『TEKKEN TAG TOURNAMENT2 : Driving Beats』が、秋葉原MOGRAで開催された。累計4000万本、各作品300万本は売り上げているという『鉄拳』シリーズと、国内だけでなく海外からも熱い注目を集めているアキバ系DJバーMOGRAのコラボは、両者にとってどんな意義があったのか。鉄拳シリーズプロジェクトディレクターの原田勝弘氏、MOGRA店長のD-YAMA氏に話を伺った。

鉄拳,MOGRA

鉄拳の音楽と映像でテンションは序盤からアップ


―― まずは、『鉄拳』シリーズの現状を教えてください

原田: 最新作の『鉄拳タッグトーナメント2』では、10代の若い人たちもやってくれているのが嬉しいです。初期の作品を小学校低学年の頃にやっていた人たちは、今や親世代ですよね。海外ともつながって、海外のプレイヤーと盛り上がりを共有できるのは面白いです。ゲームセンターが少ないヨーロッパ方面の国からは、Youtubeでプレイ動画をみて「早く遊びたい!」というコメントが多くみられます。

―― トーナメントなどのイベントは開催されていますが、音楽イベントは今回が初ですね。開催を決めた理由は?

原田: 鉄拳ファンは、対戦する人たちだけではないんです。格闘ゲームという狭いジャンルで300万本って凄い数ですよね。これは格闘ゲーマー以外の人たちも買っているということです。格闘ゲームとしてのゲーム性はもちろん、ストーリーやキャラクター、音楽など、どれか一つ好きというわけではなくて複合して好きになる。なので、鉄拳の音楽が好きというファンの方のために、イベントができる場所とコミュニティがあるなら、一度実験的にやってみたいと思い、決めました。

―― イベントを終えて「第2弾もやりたい」と。期待していいですか?

原田: 予想以上に盛り上がりましたからね。トーナメントだと議論になったり、話題も割れたりしますが、音楽は一つになれるなと思いました。今後も大会や発表会などのイベントに挿し込む形などもやっていきたいと思います。ビデオゲームミュージックのコミュニティも今後広げていきたいです。

鉄拳,プロジェクトディレクター,原田勝弘

『鉄拳』シリーズ プロジェクトディレクター 原田勝弘氏


幼少期から鉄拳シリーズのファンだったというMOGARA店長のD-YAMA氏。ゲームメーカーによる初の公式イベント開催を振り返り、たっぷりと語ってもらった。

―― イベントを終えての感想は?

山田: お客さんの満足度も高く、出演者の方々にも楽しんでいただけたようなので、次回もぜひやりたいですね。Ustreamのほうは、コアな鉄拳ファンが集まっていました。「あ、鉄拳1のあの曲!」と曲名をコメントする反応が早くて、他の方も「あれか!懐かしい!」と楽しんでいました。

―― 『鉄拳』シリーズは海外でも人気ですが、MOGRAのUstreamには海外のファンもいますか?

山田: 普段の放送ではUstreamの視聴者の半分位は海外からです。今年は、2年前からUstreamをみている外国人のファンがMOGRAに遊びに来ました。サンフランシスコ、テキサス、フィンランドから3人がタイミング合わせて来日して、滞在中は毎日遊びに来ていました。

―― ゲームメーカーの公式イベントをクラブで開催するメリットは何だと思いますか?

山田: 今年の8月に、アニメ『Panty & Stocking with Garterbelt』の公式イベントを開催したことがあったのですが、アニメファンがクラブに興味もってくれたのは嬉しかったです。ゲーム好きの方は、クラブに来るキッカケってあまりないですよね。クラブミュージックに親和性の高いアニメやゲームのイベントを通して、クラブ自体に興味を持ってもらうキッカケになればと思っています。ハウスやテクノだけではなく、何をかけてもいいというのがクラブ業界に広まってほしいです。今後もMOGRAでは、鉄拳の第2弾や他のメーカーさんともイベントをやりたいです。


海外でも稼働しオンライン接続されているTTT2。クラブミュージックとも親和性の高いゲーム音楽。そして、Ustreamを通して世界とつながるMOGRA。この組み合わせによる今回のイベントは、国内の鉄拳ファンのみならず、日本のカルチャーを世界中のゲームファン、音楽ファンに発信したのではないだろうか。今後も鉄拳シリーズ、MOGRAは要チェックだ。

⇒鉄拳@MOGRAイベントレポ http://nikkan-spa.jp/93833
サウンドチームが語る『鉄拳ミュージック』の魅力

取材・文・撮影/林健太

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