更新日:2022年07月24日 17:54
恋愛・結婚

泣ける! 不妊治療カップルたちの珠玉エピソード集

さらに泣けるエピソードが!

『切なすぎる妻のひと言』(43歳・公務員/妊活歴5年) 妊婦「妻は保育士をするほどの子ども好き。かくいう私も小学校の教諭をしており、子どもが大好きです。職場で子どもに囲まれ、家庭に帰れば最愛の我が子が待っている。そんな風景を長年夢見てきました。  そんな私たちは、すでにアラフォーで結婚。急いで子づくりに取りかかりました。しかし、できない。専門書を読むと『継続的な性生活があり、2年間妊娠に至らないことを不妊という』とありましたが、2年も待っていたら、互いに39歳になってしまいます。私たちはすぐに治療にかかりました。そして卵子の老化が激しいとの診断を受けたのです。  それでも人工授精を3回し、ダメ。それもすぐに切り上げ、体外受精に。体外受精なら一発でできるだろう、そうタカをくくってました。が、できない。何回やってもできない。お互い、すでに41歳になってしまいました。そんなある日、妻がこう言ったのです。 『ごめんなさい、私が悪いばっかりに子どもができなくて……。あなた、子どもが大好きなのに……。ねえ、私離婚してあげるから……だから、若くて丈夫な人と再婚してもいいのよ……あなたの願いを叶えてあげられなくて、ごめんね……』  泣きながら、妻は僕に詫びたのです。僕は、子どもなんてできなくていい。この女性と一緒にいたい、って強く思いました。  不妊治療は辛いことばかりです。それゆえ、ふたりの愛が試されます。私は治療を通し、子どもを授かることはできませんでしたが、治療前より妻をより愛しく思えるようになりました。それだけでもよかったと、心から思います」。
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「両親を失った僕に、妻が……」
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俺たち妊活部―「パパになりたい!」男たち101人の本音

借金まみれのどん底ライターが妻と挑んだ、涙と笑いの妊活記録

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