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泣ける! 不妊治療カップルたちの珠玉エピソード集

 今や赤ちゃんの30人に1人は“不妊治療ベイビー”といわれているほど身近になった不妊治療。筆者は3年に及ぶ不妊治療経験から、「不妊治療あるある」や「本当は笑える不妊治療の世界」という記事を書いてきましたが、やはり治療自体は辛く厳しいもの。その辛く厳しい治療に、世のカップルたちはどう立ち向かっているのか? そして、そもそも「子どもがほしい」と願ったきっかけとは!?

夫婦

「パパになりたい」その涙のワケとは?


 筆者は拙著『俺たち妊活部』を書くにあたり101人の妊活男子を取材したのですが、なかには涙なしでは語れないエピソードもありました。今回はそんな『泣ける! 不妊治療カップルたちの珠玉エピソード集』をお送りします!

『父親を知らない妻のために』(44歳・建設/妊活歴2年)

「私の奥さんは、幼いころに父親を病気で亡くしました。ずっと父性を求めてきたのでしょう。ですから私と奥さんの関係は、いわゆる夫婦というより、父と娘、兄と妹のような感じなのです。それが嫌だと思ったことはありません。むしろ僕の中の父性を、一滴たりとも残さず吸い尽くしてほしい、そんな思いです。

 だから私は、本当のパパになりたいのです。子どもが産まれたら、妻は私を『パパ』と呼ぶでしょう。あくまでも疑似、ごっこですが、長年焦がれ続けてきた父親を、奥さんが得られるような気がして……。

 ある年の運動会、母親も仕事で来られなかったそうです。両親ともに来ない運動会など耐えられないと思った妻は、『お腹が痛い』とウソをつき『学校を休む』と。しかし心を鬼にしたお義母さんは『甘えるんじゃない!』と、泣きながらビンタしたそうです。

 もし子どもができたら、運動会の父兄参加リレーに是非とも参加し、そして妻は声を枯らして応援するでしょう。

 いままで奥さんができなかったことを、追体験させてあげたいのです。

 だから私は、パパになりたいんです」。

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さらに泣ける!「切なすぎる妻のひと言」

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俺たち妊活部―「パパになりたい!」男たち101人の本音

借金まみれのどん底ライターが妻と挑んだ、涙と笑いの妊活記録




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