PPV新企画“イン・ユア・ハウス”ブレットVS白使――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第189回(1995年)
ブレット対白使のシングルマッチは14分41秒、変形ウラカンラナからブレットがフォール勝ち。前年11月、WWEと正式契約した白使は“デビュー以来6カ月間、無敗”という記録的な戦績を残してこの一戦にのぞんだ。PPVでのブレットとのシングルマッチの実現はひじょうに大きなステップアップといえた。
白使はマネジャーの信者(佐藤昭夫=元全日本プロレス)とともに第5試合のブレット対ローラーのシングルマッチにも乱入。信者がレフェリーのアール・ヘブナーの注意をひきつけているあいだに、白使はトップロープからのダイビング・ヘッドバット3連発をブレットにお見舞い。因縁ドラマの火種をつくった。
同夜のメインイベント、ディーゼル対セッドのタイトルマッチはテッド・デビアスとタタンカの乱入でチャンピオンのディーゼルが反則勝ち。試合終了後にはポスト“レッスルマニア”路線でベビーフェース転向を果たしたばかりのバンバン・ビガロが登場し、デビアスをボスとするヒール軍団を追い払い、リング上でディーゼルと握手を交わした。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ