ディーゼル対ショーンは衝撃のベビーVSベビー――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第187回(1995年編)
WWE世界ヘビー級王者ディーゼル(ケビン・ナッシュ)にショーン・マイケルズが挑戦した同タイトルマッチは“レッスルマニア11”(1995年4月2日=コネティカット州ハートフォード、ハートフォード・シビックセンター)の第6試合にラインアップされた。
全7試合中、第6試合というポジションはダブル・メインイベントのひとつめととらえることもできるし、日本式にいえばセミファイナルということにもなる。ビンス・マクマホンは、このタイトルマッチではなく“元NFLスーパースター”ローレンス・テイラー対バンバン・ビガロのシングルマッチを“レッスルマニア11”の大トリにレイアウトした。
ディーゼル対ショーンのWWE世界ヘビー級選手権は、この時点でのWWEのトップ2の顔合わせであったことはいうまでもない。基本的なポジショニングはあくまでもチャンピオンのディーゼルがベビーフェースで、チャレンジャーのショーンがヒールだったが、試合開始のゴングが鳴ってみると、観客の声援は予想どおりといえば予想どおりフィフティー・フィフティーのスプリット状態になった。
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