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メドゥーサがベルトをゴミ箱にポイッ――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第202回(1995年編)

WWE女子世界王座のチャンピオンベルト

WCWに電撃移籍―“月曜ナイトロ”全米生中継でWWE女子世界王座のチャンピオンベルトをゴミ箱に捨てるという“事件”を演じた元アランドラ・ブレイズことメドゥーサ。この問題のシーンからなんと20年間、WWEとの絶縁状態がつづいた(写真は“2015ホール・オブ・フェーム”授賞セレモニーより)

 その日、ビンス・マクマホンは朝からひじょうにナーバスになっていた。

 TVショーの制作スタッフのなかのひとりがもうひとりのスタッフに「今夜、“マンデー・ナイトロ”にアランドラ・ブレイズが出るらしいね」と耳打ちし、そのスタッフがまた別のスタッフにその情報を伝え、ウワサはあっというまにバックステージ全体に広がっていって、数分後にはビンスとビンスの側近の耳にも届いた。

 12.17PPV“イン・ユア・ハウス5”ペンシルベニア州ハーシー大会の翌日、WWEの全米ツアーはデラウェア州ニューアークに移動。12.18“マンデーナイト・ロウ”(全米生中継バージョン)、“WWEアクション・ゾーン”(12月24日オンエア分)、“ロウ”(1996年1月1日、同1月8日、同1月15日の3週オンエア分)のタメ撮りTVテーピングをおこなった。

 12月第3週から翌1996年1月15日までオンエア分の各番組にはジェフ・ジャレット、アーメッド・ジョンソン、ザ・ヘッドバンガーズ(モッシュ&スラッシャー)、フリップ(トム・プリチャード)といったニューカマーのTVデビューと1月のPPV“ロイヤルランブル”の予告編がフィーチャーされていた。

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“ヒットマン”ブレット・ハートvsアンダーテイカーが決定

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