更新日:2017年07月10日 14:25
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痴漢冤罪に巻き込まれたときの対処法 もし逮捕されたらどうすればいい?

もし逮捕されたらどうすればいい?

 いざ自分が逮捕された時、下手なことをして不利にならないようにするために、どうすればいいのか。アリシア銀座法律事務所の代表弁護士・竹森現紗氏に話を聞いた。
竹森現紗氏

竹森現紗氏

「取り調べに答える前に弁護士を呼んでほしいですね。知り合いがおらず、金銭的に不安でも無料で弁護士を呼べる当番弁護士という制度があります。自分で判断せずに、まずは相談を」  取り調べが始まってからはどうすればいいのか。 「当然ですがやっていないことは絶対に認めない。憔悴した末に認めてしまったとしても、後になってそれを覆すのは簡単ではありません。また、調書にサインを求められたら、自分の発言と調書の内容が一致しているかをチェックすることも重要。言葉のニュアンスが異なっていることもあります」  これはあくまで逮捕された時の対処法。法の遵守が大前提だが、サラリーマンがうっかり犯しがちな犯罪はあるのだろうか。 「経費で私物を買うことは業務上横領にあたることがあります」  ドキッとした方は要注意。 <取り調べ3か条> 一、自分で判断しない 一、やっていないことは認めない 一、発言と調書が一致しているかチェック 【今村 核氏】 弁護士。’62年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業。旬報法律事務所に所属。数々の冤罪事件、民事事件を担当。著書に『冤罪と裁判』(講談社)ほか 【竹森現紗氏】 弁護士。アリシア銀座法律事務所代表。国内大手渉外事務所などを経て、’13年、同事務所設立。男女トラブルから企業法務まで幅広く扱う。『銀座の弁護士が教える 泣かない女になる方法』(文響社) ― 実録 サラリーマンが逮捕される瞬間 ―
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