新米パパ、1回は必ず、自分のオッパイを赤ちゃんに吸わせがち【子育てあるある・母乳編】
また会社から帰宅後、赤ちゃんと遊んでいると、赤ちゃんがキャッキャと笑ってくれたとします。そのことを「俺が遊んでやったぞ!」とばかりに妻に報告すると、
「いいわね、いいとこ取りだけして」
なんて嫌味で返されたりします。奥さんからすれば、昼間に散々グズられ泣かれ、途方に暮れながら育児に明け暮れていたのに、たった数十分で赤ちゃんの笑顔を勝ち取ることのできたダンナにイラッときているのです。昼間の私の苦労も知らないくせに、と。しかし、そんな態度を取られた男性からすれば、「せっかく子育てに協力しようと思ったのに。じゃあ、やーめた!」と、その疎外感から育児に背中を向けたパパも多いでしょう。男性としては「少しでも育児に参加したことを妻に誉めてほしかっただけなのに」と。
こんなふうに、「育児に協力する気持ちはあるのだが、なかなか参加させてもらえない」、または「しても上手くできない」状況が続くと、新米パパは次第にこう思ってきます。
「俺からオッパイが出ればいいのに!!」
こんなトチ狂ったことを真剣に思うようになるほど、子育てにおいてオッパイは絶対の価値を持っており、子育てヒエラルキーの頂点に君臨しています。
外出先でどんなにグズろうが、ひどい夜泣きが始まろうが、母親がオッパイをあげればピタリと止まることがほとんどです。これには男性がどんなに心命を賭してあやしても敵いません。
そして悲しいかな、男性が育児に参加すればするほど、この“オッパイ・コンプレックス”にかかっていきます。
「どんなに俺が頑張って協力したって、結局オッパイには勝てないじゃねえか」
「俺からオッパイが出ればいいのに!!」
♪子育てあるある 早く言いたい
♪子育てあるある 早く書きたい
(脳内BGM:淋しい熱帯魚 by Wink)
【パパ、1回は必ず、自分のオッパイを赤ちゃんに吸わせがち】
そして、赤ちゃんの吸引力の凄さにビビりがちにもなります……。
俺たち妊活部「パパになりたい!」男たち101人の本音』(主婦の友社刊)
【村橋ゴロー】
1972年生まれ。ほとんどの家事とまあまあの育児をこなす、自宅防衛系ライター・コラムニスト。千原ジュニアや田村淳など芸人連載の構成を手掛ける。近著に『1
2
『俺たち妊活部―「パパになりたい!」男たち101人の本音』 借金まみれのどん底ライターが妻と挑んだ、涙と笑いの妊活記録 |
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ