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資産230億が一晩でゼロに…役員に会社を乗っ取られた男の話

 ローンやキャッシングなど、何かしらの借金をしている人は多いはず。しかし、もしそれが“1億円”という規格外の額になってしまったら……。決して他人事ではない、普通の実例を紹介する。

役員が会社を乗っ取り!資産230億が一晩でゼロ

会社乗っ取り 莫大な資産は、他人からの羨望や嫉妬どころか、狙われることも。実業家の山口伸廣氏は、一時230億円もの資産を築いたが、それを一晩で失った経験を持つ。 「230億を築く前に、実は24歳の時に一度失敗しているんです。初めての起業で失敗した後、経済を学ぼうと夜間の大学へ通いました。一度失敗しているので講義内容が面白くてのめり込みましたね。そのかいあってか、次に起こした建設不動産会社は成功。当時まだ珍しかった短期賃貸マンションなどがウケ、大口契約が次々に決まりました。気づいたら資産が230億になっていましたね」  40代まで順調に資産を築いていったある日、その時がやってきた。 「突然、臨時の役員会議が開かれると言われ、行ってみたら私の社長解任決議だったんです。発案者は役員を兼任していた当時の経理部長。私はお金の計算が面倒なので、会社の通帳や実印を経理部長に預けてお金のことはすべて任せていました。つまり知らない間に会社を乗っ取るための手続きは、済んでいたんです。そうして私は、一夜にして総額230億円の財産をきれいに失いました」  さらに経理部長は、山口氏の名義で勝手にあちこちの金融機関から借り入れをしていたという。 「身に覚えのないことで信用金庫から呼び出されて知りました。あげく、書類には私の印鑑が押してある。向こうは私がとぼけているとでも思ったのか、借用書を顔に向かって投げつけられましたよ」
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手元に残ったのは、100億円に上る膨大な借金
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逆境の教科書

たった一晩で総資産230億円が消えた!最悪のどん底から復活した社長の必ず大逆転できる究極のノウハウとは?

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