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営業不振のパチンコ店を譲渡され借金が2億円超! 転んでもタダでは起きない経営コンサルタントの話

 ローンやキャッシングなど、何かしらの借金をしている人は多いはず。しかし、もしそれが“1億円”という規格外の額になってしまったら……。決して他人事ではない、普通の人の実例を紹介する。 【経営譲渡の場合…経営コンサルタント/2億1000万円】

赤字店舗を譲渡され2億円超の借金。完済は可能なのか!?

パチンコ

※写真はイメージです

 経営コンサルタントの緒方伸一さん(仮名・48歳)は、仕事を通じて、一風変わった経緯で借金を負ったことがあるという。 「11年前、あるパチンコ店から経営内容の改善を頼まれて、4年がたった頃でした。オーナーから『経営権を譲渡するから、お前が店をやってみろ』と言われたんです。経営は間近で見ていたからやっていく自信はあった。開業資金がいらないからお得だと、すぐに受けると返事をしましたね」  しかし、二つ返事で請け負った後に提示された契約書には、ある条件が書いてあった。 「『店が抱える2億1000万円の債務も引き受ける』ことが条件でした。正直、金額に怯みもしましたが、コンサルタントとしてのプライドもあったし、いまさら引き下がれませんでしたね」
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見事な手腕を発揮し借金を減らす。しかし…
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