――カバーされた曲で特にお気に入りになった曲とかあるんでしょうか。 井上：私が歌うパートは元気な女のコの気持ちを歌った曲が多いんです。「なかよし」っていうチェキっ娘さんの歌は盛り上がる曲なんですけど、歌詞もずっとなかよしでいようって感じで、楽しくなります。 吉田：私はCoCoさんの「はんぶん不思議」が好きです。テンポが独特なところがいいですね。 阿部：私もCoCoさんの曲が好きです。特にあげるなら「幸せかもね」って曲です。女のコが素敵な人に出会うまでのドキドキ、私にもいい人が出るのかなって思いながら歌います。 鉄戸：CoCoさんの曲は、私は昔の少女漫画もよく読んでいたんですけど、本当にその世界観がそのまま出てるって曲が多いですね。「なぜ」って曲なんかは歌詞を聞いてるだけでも凄く切なくて、少女漫画の主人公の気持ちと凄くシンクロするというか。 我妻：昭和アイドルソングは歌詞の語尾に「～だわ」とか「～わよね」とか言うんですけど、最近はそういう言葉遣いをしないじゃないですか。歌ってるだけで背伸びできる感じがして楽しいです。特にribbonさんの「ゆっくりと好き」がそういう傾向あるかな。 星：Qlairさんの「夢見るヴァイオリン」です。曲調はヴァイオリンから始まるんですけど、最近だとオーケストラで使うような楽器を使うことは珍しいので、そういうところに惹かれます。音楽が贅沢な感じというか。余裕があるというか。楽器の生きた音がそのまま伝わるところが。 吉田：昔の歌番組を見てても、バックコーラスがあって、ダンサーがいて、重厚感があるというか。大切にされてるって感じがしますよね。