――ライブで反応がよかった曲などはありますか？ 鉄戸：「真っ赤な自転車」とか「恋はくえすちょん」とかは、もともとのおニャン子クラブさんの振付けを取り入れたりしているので、その時代に応援してくれたファンの方達もフリをしてくれます。 神岡：昔のフリは可愛いんです。特にCoCoさんの振付けは手の動きが凝っている。可憐な感じや華やかさを、そのまま手や顔の表情で表現しているってイメージがありますね。 井上：そうそう。表情も実感がこもってるんですよね。 我妻：YMCAじゃないけど歌詞をそのままジェスチャーで表現するところとか。「恋はくえすちょん」の「？」マークを作るところとか、やってて楽しめますよね。 吉田：YouTubeでゆうゆさんの「－3℃」の映像を見たのですが、ゆうゆさんは可愛いところだけポーズするんですよ。「～あげる」でキラッとポーズをするところとか、凄く可愛らしい。 神岡：家で練習してるとき、お母さんがやってきて、「この曲は○○のCMで流れてて、○○が主演のドラマの主題歌だったのよ」とか、自分では知り得ないことを教えてくれることもあります。 阿部：そうそう。いい先生が身近にいるってところだよね。 井上：「ここはもっと可愛く、声高くしてやったほうがいいよ」とか、指導も入るんです。まあ、そんな感じに、世代を問わず盛り上がれるのが、一番の魅力かもしれませんね。 　女優志望のグループとしては、やはり歌詞に込めた感情や細かい仕種に目がいくようで。流行り廃りはあっても表現者としての感覚に世代差はないという点が印象的であった。〈取材・文／日刊SPA！取材班〉