WBC侍ジャパン初戦! キューバの“弱さ”は本物か、“死んだフリ”なのか?
3回目の戴冠を狙うWBC日本代表・侍ジャパンが7日夜、東京ドームで1次リーグ初戦を迎える。対戦相手は、かつて「世界最強」と恐れられたキューバ代表。最近では有名選手に亡命が相次ぎ、「世界最強」のメンバーが揃えられず、弱体化したと見られている。
キューバ代表は5日、京セラドームで本番前最後の調整試合を西武ライオンズと行ったが、0−5の完封負け。試合前は、日本でも活躍する主砲のデスパイネ(ソフトバンク)が肩にボールを当てて先発を外れたとはいえ、西武の投手陣から散発7安打の「完敗」であった。
WBC直前の調整試合を1勝5敗1分けで終えたキューバ代表、2勝3敗で終えた侍ジャパンよりも状態の悪さは一目瞭然であった。
5日の試合も、下位打線はまるで早く試合を終えたいと言わんまでの早打ち、守備や走塁をする姿は身体が重そうで、記者の目には「独特のリズムだが、なんかチンタラしているな」と映った。実際、試合後の記者会見ではチームを率いるマルティ監督は「移動の多さや、食べ物の問題でチーム全体が疲れている」と調整の難しさを嘆いていた。
キューバ代表は2月中旬から台湾で合宿を行い、2月下旬には韓国に移動、いくつかの練習試合を経て3月1日に来日した。関係者によれば、台湾での温厚な気候では比較的順応できたのだが、韓国では気温が低く調子を崩したと言う。
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