“おばあちゃんの原宿”と呼ばれる巣鴨…ところで、おじいちゃんはどこいった!?【電マライター・村橋ゴローの東京ぶらりんこ旅 第10回】
さて、元気なご老人で賑わう、ここ巣鴨。有り余る元気を発散せんとホテルが林立しているのも特徴なのが、この街。そのパワーは見習わなくてはいけません。
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どうですか、このブティックホテル感ゼロの看板! お年寄りも安心してチェックイン!地蔵通り帰りの老カップルが「とげ抜き地蔵も参ったことですし、こちらでアレも抜きますか」などという会話を想像しただけで、ゾッとします。いや、これからますます拡大する老人社会、それぐらいの元気がないといけません!
そして、こちらのラブホ……
いや、駐車場まで遠っ! 駐車して、とぼとぼホテルまで歩いて、って気分冷めるわ!『エアポート』だけに搭乗機までバスに乗っていくという、あの面倒くささを再現しているのでしょうか? しかしここは巣鴨、ご老人ユーザーはそんなことで文句は言いません。
さて、そんな巣鴨の町並みでとんでもなく気になる物件を発見。
『すがも家政婦紹介所』、まさかの一軒家! 思わず、この家屋のなかに数十名の家政婦たちが待機している様を想像してしまいます。「市原悦子は、ここから派遣されてるんだって」と言われれば、思わずうなずいてしまうでしょう。
静かな街・巣鴨なだけに、このような「物件」を見逃してしまいがちですが、よく見ると、あるわあるわ。
『個性パン創造 アヒル』。いや、個性的なパンを作ろう! というパンに賭ける情熱は伝わるけど、看板が個性的すぎるわ! 圧が強くて入りにくいわ!
『あたしん家』。メンチ切って握りこぶし作られても、入りづらいわ!「アタシん家! 入ってくんなよ!」って言われてるみたいだわ!
そして、ある床屋さんの看板には……
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どんな髪型をオーダーしてもこうされそうで、入りづらいわ!
さて、ここまで巣鴨という街をリポートしてきましたが、そこかしこにいるのはおばあちゃんだらけ。一体、おじいちゃんたちはどこに行ったのか……。すると!
「発射すれば、もう天にも昇った気分」とも言いたげなラピュタ的なサロピンから出てきたご老人を発見! ここ一帯は実はピンサロ銀座と化した通りで、まったく人通りがないためカメラを向けることがはばかられたが、そこかしこの店からおじいちゃんたちがin&outする光景は、巣鴨ならでは!
巣鴨は「おばあちゃんの原宿」などと呼ばれてるが、実は「おじいちゃんの五反田」だったのかもしれない!
【村橋ゴロー】
1972年生まれ。ほとんどの家事とまあまあの育児をこなす、ライター・コラムニスト。千原ジュニアや田村淳など芸人連載の構成を多数手掛ける。その一方、ママ向けサイトit mamaでは、「どの口が言ってるんだ」という感じだが、妊活や育児についてのコラムを執筆中。また、『ゴー! ゴー!! バカ画像MAX』シリーズ(KKベストセラーズ刊)は累計190万部を突破。近著に『俺たち妊活部「パパになりたい!」男たち101人の本音』(主婦の友社刊)がある。Twitterは、 @muragoro
<取材・撮影・文/村橋ゴロー>
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