原子力発電の割合は約78%。世界一の原発大国フランスのEV(電気自動車)事情
新型スマートEVは、ルノー・日産アライアンスとダイムラーとの協業第1弾として開発されたクルマで、航続距離の決め手となるバッテリーは、ダイムラーの子会社ドイチェ・アキュモーティブが生産する。
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このスマートをベースにしたEVがドイツで初めて発表されたのは、’07年6月。その後、改良が加えられ、第2世代が’09年、第3世代が’12年に登場し、’17年春、第4世代として今回の新型が誕生した。
新型のモーターは出力60kW(約81馬力)/トルク160Nmと力強く、現行スマート・ターボ(直列3気筒0.9リッター)と比べても実際の加速力で上回る。
最高速度はアウトバーンの推奨速度である時速130kmに設定され、1回あたりの充電走行距離は、欧州のカタログ値で160km。試乗時のテストドライブでは、頻繁に加減速を試したので、若干落ちて120km程度だった。
実際の走りは、こうしたスペック以上に活発でユニークなもの。EVの一般的なイメージである“ドカンとくる速さ”がない代わりに、アクセルをじんわり踏み込んでいくと、でっかいエンジンを搭載したクルマみたいにモリモリ力が湧いてくる。
全長2695mm×全幅1663mmの小さなボディは「バラ色の街」として名高く、そして狭路が続くトゥールーズ市内でも使い勝手がよかった。早ければ、今年中に日本へ導入されるかも!?
【結論】
2人乗り、4人乗り、カブリオも登場予定の新型スマートEVは、メルセデス・ベンツの末っ子らしく、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報も装備する。日本に導入されればリーフのよきライバルになるかもしれない
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