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電池マニアが指南する[地味に便利な高機能充電器]のススメ

 ワイヤレスマウス、体重計、電子タバコなど、電池を使うアイテムは何かと多い。充電式電池をフルに使うなら充電器にこだわろう!

【ケンコー/エネロイド EN20B】

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たかが電池されど電池。電池の基本と正しい使い方を学んで使い倒すべし!


 電池革命とも言える「エネループ」が登場してから早10年以上。充電式のニッケル水素電池は、いまやすっかり身近な存在となった。一方で、適切な取り扱い方が浸透しているとは言いがたい……と嘆くのは、電池マニアとして知られるITライターの板倉正道氏。

「電池とは、魚や野菜のような“生モノ”に似ています。同じ工場で作っていても、材料の質などによって性能が上下するのはもちろん、保存方法や充電方法による影響も大きい。大雑把に扱っていては、寿命が縮まるし、本来のポテンシャルも発揮できません」

 そこで重要になってくるのが、充電器のセレクトだ。

「100円ショップなどで売っている格安充電器はNG。まともな充電器には、充電量が80%になったら自動的に電力供給を低下させる機能がついています(“カットオフ”“過充電防止”など名称はさまざま)。これがないと、ひたすら電力を供給し続けてしまい、劣化や液漏れに繋がるんです」

 劣化した充電池を使い続けていると、他の電池のポテンシャルを下げてしまうこともある。電池を複数使う場合、その総合性能は最も状態の低い電池に揃ってしまうからだ。単3・単4電池は複数で使うことが多いために、ありがちな悲劇と言える。

「わかりやすい例はカメラのストロボ。200回発光するはずが150回になったりします。そのため、複数の電池を使うときは、なるべく状態が同じものを揃えるのが基本なのですが、新しい電池と古い電池を混ぜることを気にしない人が多い。また、同時に買った充電池でも、使用頻度が違えば劣化度は変わってしまいます」

 困ったことに、生モノだけあって劣化の進行度にも個体差がある。しかも、それが見えない。乾電池の捨て時がわからずにモヤモヤした経験は誰しもあるだろう。

「だからこそ、電池の状態をメーター表示できる充電器があると便利なんです。現在の電池容量や、充電所要時間などから、電池性能を“見える化”するわけですね。ハイエンド機ともなれば、温度や内部抵抗など、より詳細なパラメータをチェックできます」

 充電池の劣化を回復する「リフレッシュ機能」も見逃せない。

「この機能は一律に『何か月に一回やればいい』というものではなく、電池の状態を見て判断することが重要。ここでもメーター表示が重宝するわけです。また、買ったばかりの充電池は眠ったような状態なので、使う前にリフレッシュをかけてあげると、即、パフォーマンスが上がりますよ」

 最近の充電池は、以前よりも長期間の使用に耐えられるようになっている。適切なメンテナンスを行うことで、末永くおつきあいしたいものだ。

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