更新日:2017年11月11日 14:11
デジタル

二次創作の輪よ、もっと広がれ!『ドルアーガの塔』『ディグダグ』をアレンジしたスマホゲーム2本

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

卯月鮎

卯月鮎

 10月5日に待望の“ミニスーファミ”が発売されました。当時は「お弁当箱」なんて揶揄されたデザインも、小さくなってみると懐かしさも手伝って可愛いものですね。大人になると新しい大作をゼロから始めるのは億劫になりますが、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『FF6』『聖剣伝説2』といった昔なじみの名作を手軽に遊べるのも嬉しい点です。  さて、レトロゲームそのものも楽しいですが、オリジナルをアレンジしたタイトルももっと出てほしいところ。今回は80年代にアーケードやファミコンで一世を風靡した『ドルアーガの塔』『ディグダグ』をアレンジしたスマホゲーム2本を紹介します。  これはバンダイナムコが、『パックマン』『ゼビウス』を始めとする21タイトルのキャラ、音楽などを開放し二次創作できるようにした「カタログIPオープン化プロジェクト」によって生まれたタイトル。こうした取り組みがもっと広がるといいなと。 『狭くて小さいドルアーガの塔』 iOS、Android/polygon-gmen.com/基本プレイ無料

狭くて小さいドルアーガの塔

『ドルアーガの塔』は1984年にアーケードで稼働を開始し、難解な謎解きでブームを呼んだアクションRPG。今回紹介する『狭くて小さいドルアーガの塔』は、その名の通り4×5マスとフロアはコンパクトになっていますが、フロアに落ちているカギを入手して扉に入ると面クリアなのはオリジナル版と同じです。  しかも、『ドルアーガの塔』らしくただクリアするだけではダメ。各面には宝箱が隠されていて、秘密の条件を達成して宝(アイテム)を入手しなければ先の面で困ることに……。たとえば1Fでは3匹いるグリーンスライムをスルーすることもできますが、すべて倒すと宝箱が出現し、中には壁を壊せる「マトック(つるはし)」が入っています。そして3Fのとある場所で使うと!?  ちっちゃいけど全20面に『ドルアーガの塔』のエッセンスがしっかり詰まっています。『ドルアーガの塔』だけでなく、『ディグダグ』や『ゼビウス』などのキャラもところどころに顔を出し、往年のナムコファンならテンション上がること間違いなし!
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ディグダグがブラジルまで掘り進む!
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ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

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