更新日:2022年10月29日 01:03
エンタメ

「尼神インター」大ブレイクの軌跡を追う ブスとヤンキーが織りなす女流漫才コンビの進化系!?

ブスいじりと恋愛ネタで女子ファンを獲得

誠子:渚は茶髪だし、スカジャンとか着ていて、口も悪いので、ヤンキーキャラと言われることも多いんですけど、これは別にキャラをつくっているわけではないんです。 渚:NSC時代から外見も態度もずっとこんな感じやもんな。 誠子:私もコンビを組む前まで、ずっと「怖い人」と思ってました。コンビを組むときも、渚に「あいつ(当時の相方)とは別れろ」と言われて、断り切れず、ビビりながらOKした感じでしたからね……。 ――渚さんの迫力は本物なんですね。テレビでも爆笑問題の太田光さんや有吉弘行さんに「シバきたい!」と暴言を吐いたり、よくケンカしてますが、あれも全部本気……ですか? 渚:全部本気ですよ。太田さんなんて、私に「シンナー吸ってるだろ」「風俗嬢だろ」とか言うんです。そんなん、先輩でも腹立ちますやん! 誠子:いやいや、私はいい先輩だと思ってますよ! ――上下関係が厳しいといわれる芸能界で、大物相手にケンカしても許されるのがすごいですね。 渚:まぁ、私はケンカするときは、いつも本気でやらせてもらってます。ただ、もちろん先輩方がそれを許して受け入れてくれるので、楽しみながらケンカできているというのはありますけど。 ――誠子さんもグラビアアイドルや女子アナ、女優さんに「お前らのほうがブスだ!」とツッコんだりと、毒舌キャラが定着してますね。 誠子:私も本気で自分のほうがキレイだと思ってますけど。ただ、徐々に私たちのキャラが認知されているのが大きいのかなと思います。まったくテレビに出てないヤンキーが先輩の大物芸人に「シバくぞ!」と言ったり、ブス芸人が女子アナに「お前のほうがブスや!」と言っても通用しないし、おもしろくないんです。 ※このインタビューは10/31発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです 【尼神インター】 漫才師。’88年生まれの誠子と、’84年生まれの渚からなる芸人コンビ。誠子がボケで、渚がツッコミ。吉本興業の若手養成所・NSCで出会い、’07年にコンビ結成。コンビ名の「尼神インター」は、渚が尼崎出身で、誠子が神戸出身という両者の出身地の頭文字からつけられた。 取材・文/藤村はるな 横山薫(本誌) 撮影/寺川真嗣
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週刊SPA!11/7・14合併号(10/31発売)

表紙の人/ 乃木坂46

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