ユニクロで「買ってはいけない冬モノ」ワースト5
●買ってはいけない2位:ヒートテックニットグローブ 990円(+税)
グローブは案外危険なアイテム。通販サイトで「おっ、コレ、カッコいいかも!!」と思ってポチッと買ってみると……届いたときにガッカリすることが多い。「キャラクター」のようにやたらと手袋が大きく目立ち、不恰好になってしまいます。
そもそもグローブは多くの人に対応できる様に大きめに作っているものが多い。細かくサイズ展開すればそれは防げますが、サイズは増やせば増やすほど在庫が残るリスクが高くなるからブランド側としては避けたいところ。なので、大きめに作ったワンサイズで対応してしまいがちです。また、格安量販店の場合は「小さくてキツい」というクレーム怖さに大きめに作ってしまうことも。
フィット感のある手袋こそカッコよく、「オーダーグローブ」なんてのもあるくらいですが、巷にあるもののほとんどは「ゆったりサイズ」。まるでミッ○ーマ○スです。
このユニクロのグローブもその類。サイズ展開はあるものの、Mでも指に対してどう考えてもグローブが太い。「可愛らしいシルエット」と言えば聞こえはいいですが、30すぎた大人がキャラクターのように可愛くても気持ち悪い……。
グローブはフィット感の強いものを選ぶのが吉。こうした量販店のグローブは「防寒性」という意味では申し分ありませんが、ちょっとサイズが難アリです。
●買ってはいけない1位:ニットベルトスニーカー+E 3990円(+税)
NIKEやadidasなど高級スポーツスニーカーブランドが展開する流行りの「ニット素材」。伸縮性が高いニットのため足にピタリとフィットさせてもストレスがなくシルエットも美しい。また軽量で動きやすいのも大きなメリットです。最近、多くのブランドが手がけており、Diorなどのラグジュアリーブランドも取り入れるほどトレンドとなっています。
しかし、ユニクロさん、なぜ細身でスッキリ見せることができるのがウリのニットスニーカーをここまで「ボテッ」とした形で作ってしまったのか……。
足を入れたことのある人なら理解できますが、実はこれ、履き心地も極上だし、素材も高級感がありNIKEやadidasと比べてもチープな印象はありません。それだけにこのシルエットはあまりにももったいない。他ブランドを駆逐できるほどのコスパだけに、ぜひ細身シルエットモデルを手がけていただきたい。ボテっとしたスニーカーはボリューム感から足元を目立たせてしまい脚の長さが露呈しやすいもの。その上カジュアルな印象に拍車がかかります。上のグローブと組み合わせれば手足が大きい「キャラクター」そのものです。新モデルに期待して今回のニットスニーカー処女作は見送るのが吉です。ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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